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警察がストーカーを手助け? 批判が殺到するも、謝罪もなく開き直り炎上

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画像はイメージです

 昨今、ストーカーによる被害は後を絶たず、由々しき事件が連日メディアで報道されている。しかし海外には、そんなストーカーを罰するべき警察がストーキングの手助けをしたとしてバッシングを浴びている事件があるようだ。

 海外ニュースサイト『BBC News』は、ドイツ・ベルリン警察が、今年1月、公式Instagramにストーカー行為を手助けするような内容を投稿して問題になったと報道した。

 同記事によると、ベルリン警察に勤務する警察官が、地下鉄でたまたますれ違った女性に恋をし、その女性を探すべく、同署の公式Instagramで情報提供を呼びかけたそうだ。

 その内容は「昨日の16時40分に〇〇駅にいたあなた、どうか私たちに連絡をください。あなたを見たという私たちの仲間があなたのことを探しています。彼はあなたの笑顔に魅了され、あなたのことがすっかり頭から離れなくなってしまったようです。心当たりの方は、すぐにダイレクトメッセージを送ってください」というもの。

 この少し行きすぎた投稿を受け、ベルリン警察のInstagramアカウントやネット上には「公にストーカー行為をしている。こんな使い方をするなら警察はSNSをやめるべき」「冗談だとしてもユーモアのセンスがない。市民を守る警察がストーカーをしてどうする」「勤務中にストーカー行為…私たちの税金が無駄に使われている」といった批判が殺到した。

 しかしベルリン警察は批判されたことを反省するどころか、同記事のインタビューに対し、「私たちは愛のチャンスを作っているだけです。それは素晴らしいこと。そのためにSNSがあるのです」との見解を発表。これが火に油を注ぐこととなり「ドイツ警察の恥」「こんな警察は信頼できない」「狂っているとしか思えない」といった批判がさらに寄せられ炎上状態となったという。

 同僚や警察署内に一人でもこの“ストーカー行為”をとがめる警察官がいれば、批判の的となるような見解を発表することにはならなかっただろうが、現地の警察の意識は日本と違いがあるのだろうか。

 「ドイツにもある程度の規則は存在していますが、そこまで厳しく守られていないようで、少しの規則を破るような行動をしても、特に罰せられたり、世間から批判されることはないみたいですね。警察に対する目は日本よりは緩いと思われます」(ドイツ在住の日本人)

 ドイツだけではなく、海外には他にも警察が日本では考えられないような失態を起こした事例がある。

 2015年5月には、南アフリカ・ヨハネスブルグのランドフォンテイン警察に勤務する警察官が、銃を一般家庭に置き忘れたことで騒動になった。この警察官は、強盗の通報を受け、とある家族の家に出動したのだが検証後、銃を家に置き忘れて帰ってしまったという。その銃を最初に見つけたのは1歳の娘。両親が銃で遊ぶ娘を見つけ、通報。この警察官は厳重注意処分を受けたようだ。

 また、2017年6月には、南アフリカ・クワズール・ナタール州の警察署で、警察官が留置場の鍵を閉め忘れ、6人の拘留者の男が脱走する事件が起きた。3人はすぐに確保されるも、残りの3人は捕まらず。そのうちの1人は殺人犯だったという。

 警察官の役割は市民を守ること。多くの市民に信頼される存在であってほしいものだ。

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