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テレ朝、“誘拐”を描いたドラマの放送見送り…あの事件を彷彿とさせる?

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 テレビ朝日は18日、7月開始予定の連続ドラマ『幸色のワンルーム』の放送を取りやめることを発表した。以前から「実際に起きた誘拐事件をモデルに肯定的に描いている」との批判が出ており、それを受けての取りやめとみられる。

 同ドラマは、無料マンガサイト「pixivコミック」で連載されていたものの実写化で、家では両親から日常的に虐待され、学校ではいじめを受けている14歳の少女が、声をかけてきた男と自ら進んで一緒に暮らすというストーリーだ。

 しかし、これが埼玉県朝霞市で起きた誘拐事件に似ていると言われており、ネット上ではドラマ化が決まった時から、「誘拐されればいい人に出会えるかもという家出少女が出てしまう。ドラマ化って知った時絶対ダメだろうって思ってました」「二次元なら受け止められる事も三次元だと生々しくなる」などの心配の声が相次いでいた。

 これらの世論も後押しし、テレビ朝日の広報部は「改めて精査した結果、総合的な判断として放送を見送ることにした」ようだ。今のご時世を考えれば、もっともな判断と言えるかもしれない。

 しかし、これまでにも社会的な問題があるとして批判が挙がったドラマも多かった。それらとの違いは何なのだろうか。

 「松雪泰子さん主演の『Mother』(日本テレビ系)も、松雪さん演じる鈴原奈緒が、芦田愛菜さん演じる怜南を誘拐してわが子のように育てるというストーリーですが、このドラマにはきちんとした母性や愛情が感じられました。批判がなかったわけではありませんが、芦田さんの演技力への注目もあり、多くの人が愛情とは何かを考えさせられました。また、母子家庭の母親たちの貧困と労働について描いた『シングルマザーズ』(NHK)も、放送前は偏見を助長するのではないかという批判がありましたね。ですが、母子家庭の支援団体の関係者が監修に入ったこともあり、リアルな脚本だと支持される結果になりましたよ」(テレビライター)

 『幸色のワンルーム』の放送を決行することは、セカンドレイプの構造に通じるものがあるともいわれる。関西地区では予定通り放送するというが、その判断について今一度正す必要があるかもしれない。

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