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オリックス金子千尋「うちのヨシヒサ」が話題に!元・同僚、平野佳寿の活躍に刺激

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金子千尋(オリックス)

 オリックスから海外FAで、今年からメジャーリーグ、ダイヤモンドバックスに入団した平野佳寿が26日現在、23試合連続無失点記録を更新し17ホールド、防御率も1.29の好成績でルーキーイヤーからチームに貢献している。球団の連続無失点記録まで1、上原浩治(現・巨人)が記録した日本人最多連続無失点記録まで4と、大谷翔平のニュースに埋もれながらも、平野はオリックス時代にセットアッパーやクローザーとして築いた経験をメジャーで開花させているのだ。

 そんな平野の活躍を2人の元同僚が見守っている。1人はオリックスのエース金子千尋。金子は3月31日にMLB JAPANの公式ツイッターが平野の初ホールドをツイートすると、「うちのヨシヒサ」と引用リツイート。以降、平野関連のツイートを積極的に拾っては「うちのヨシヒサ」と引用、リツイートしている。もう1人は、平野とともに岡田監督時代からセットアッパーとクローザーを務め、現在も続くブルペン陣の“連帯感”を構築して来た岸田護だ。岸田は平野のピッチングを可能な限りチェックしているそうで、「彼が頑張ってくれているので刺激になってます」と話している。

 鈴木優をはじめ若手選手の間からも「平野さんを目標にしたい」という声はいまだに途絶えない。平野が最初にFA権を取得した2014年シーズンから、大谷を視察しに来たメジャーのスカウトが、平野のピッチングもチェックする姿が球場で度々見られていた。2014年の移籍はしなかったが、昨年WBCの日本代表に選ばれメジャーのマウンドに立ち、しっかりと役割を果たしたことで、自信を持ってメジャーのダイヤモンドバックスに移籍した。

 平野と入団が1つ上ながらも同学年の金子や、2学年上の岸田にとっては、同世代で苦楽をともにした同志なだけに、刺激を受けるのは当然のこと。さらに、若い選手にまで海を渡った今でも影響を与えているのは、リーグナンバー1の投手力を誇っている今年のオリックスにとって、プラスに作用しているのは間違いない。

 「僕も平野さんみたいに将来はメジャーに行きたいです」

 ある選手は目を輝かせながら、将来の目標をメジャーリーガーに定めていた。オリックスのピッチャーがメジャーで通用するというのは、ファンにとっても誇らしいこと。球団統合後、平野はオリックス初のメジャーリーガーなだけに、歴史に名を刻む選手になってもらいたい。

取材・文・写真 / どら増田

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