覚せい剤取締法違反の罪で懲役1年6月を求刑された酒井法子被告(38)が早ければ年内にも「学生」になることが分かった。前所属事務所「サンミュージック」の相澤正久副社長が明かしたもの。
酒井被告は26日の初公判で、今後の進路として福祉や介護の道に進むことを挙げていた。在宅で勉強しながら学校にも通い、近い将来、社会福祉士や介護福祉士の国家資格を取得するという。
がんの手術を受けて療養中といわれる継母をサポートすることや、10歳の息子に働く姿を見せたい、というのが動機で、酒井被告は「本気で勉強する」と、新しい目標に向かってすでにまい進しているという。
しかし、資格取得のためには法律の壁がある。刑事罰に処された者は、執行猶予満了後、2年間は受験資格がないのだ。また、かつてトップアイドルだった酒井被告が、糞尿の処理まで行う介護の現場で働けるのか、といった現実的な問題も。いずれ酒井被告は、法廷で語った「日一日と信頼を取り戻せるよう頑張っていきたい」という言葉を証明するべく、早くも動き出したようだ。