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ビートたけし 認知症発症の場合、尊厳死望む「頼むから殺してくれ」

 17日、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」でビートたけしが、自身が重度の認知症を患った際に、尊厳死で最期を迎えることを望んだ。

 番組では、「認知症問題を徹底討論」という内容で議論が行われた。2025年には65歳以上の5人に1人が認知症患者になるといわれており、まさに“認知症大時代”を迎える日本社会。

 近年では高齢者の交通事故も増加。警察庁交通局調べによると、交通事故の死亡者数は年々減少しているものの内訳を確認すると、全体の死者数4117人に対し、65歳以上の高齢者は2247人。50%以上の死亡者が高齢者となっている。

 また記憶に新しいのは、認知症の男性(91)が、徘徊中に電車にはねられて死亡した事故。JR東海側と家族の間で賠償責任を負うか否かで訴訟に発展。最高裁判所は、JR東海側の逆転敗訴を言い渡し、判決が確定。家族に賠償責任がないと判断された。

 自身が認知症になった場合にたけしは「俺は尊厳死とかそっちの方ばっか考えちゃうな」と告白。「脳のことはよくわからないんだけど、もし自分がこういう状況(認知症)になったら、頼むから殺してくれって…。(誓約書に)書いておくんだけど…」と認知症を患った際、自身へのベストな処置を明かした。

 ただ、「脳の研究者に聞くと実はそういう風に見えたって、脳自体はやめてくれって言っているかもわからないじゃないっていう」と語り、「自分がこうなって(認知症)、介護が必要とする人なのに、『おい、何するんだ!? 注射するのやめてくれ』って、(脳の中では)言っている可能性もあるわけだ」と説明した。

 整理すると、自身が認知症を患って喋られなかったり、他人に物事を伝えられないケースがあるとする。その中で自身(脳)は生きたいと考えているが、先に“尊厳死の誓約”をしてしまっているがために自身の死を止められないという、まさに“自分で自分の首を絞める”状況が生み出されてしまうと指摘。

 たけしは「(誓約書を)書き直せないから、『やめてくれ』って言えない状態にあったらどうするんだ!?」と疑問を投げかけていた。

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