もちろんA1級やA2級の勝負がけは、舟券戦術の参考になるからチェックしておきたいが、もう1つ見どころがある。それはステータスである「勝率1位」に誰が就くのかという点だ。
4月10日現在、何と佐賀の山田康二が8・48で、峰竜太の8・44をわずかにリードしている。山田といえば、昨年12月に地元唐津のGⅠダイヤモンドカップで、GⅠ初優勝を飾ったのは記憶に新しい。その直後の住之江SGグランプリシリーズでは、自身3度目のSG優出も果たした。
しかし、である。今年に入っても出場しているレースはほとんどがGⅠかSGというハイグレード戦ばかり。そこでマークしている8・48という勝率は本当に素晴らしい。’18年前期、’19年前期にマークした勝率7・85がキャリアハイだが、これを大きく上回る勝率を叩き出している。
そんな山田に残された斡旋は、17日からの常滑一般戦。斡旋メンバーを見渡してもA1レーサーも数少ないだけに、ピン(1着)を並べる可能性は大きい。
4月10日現在の勝率がどこまで伸びるか? 尊敬する先輩である峰竜太を突き放して「勝率1位」というステータスを手にするのか? 山田の戦いぶりから目が離せない!