藤田といえば、バラエティで見せる“空気を読む力”は業界内でも評判が高い。一度、一緒に仕事をすると「また使いたい」と思わせる存在感があるそうだ。
「にこるんはコメントを振られた時の一言に説得力がある。以前、石田純一さんが東京都知事選への出馬を表明したことがありましたが、どう思っているか聞かれ、『都知事になったらさすがに靴下は履いてほしい』とさすがのコメントをしました。変に批判するわけでもなく、話を逸らすわけでもなく、多くの人が『確かに!』と感じる言葉を生み出せるんです」(芸能記者)
また、藤田は意外にも“常識人”で、スタッフウケもいいという。
「モデルが集まる現場は、どうしてもギクシャクした雰囲気が出てしまうもの。しかし、にこるんの場合は、自分の立場をわきまえ、先輩後輩関わらずきちんと挨拶をしています。逆に、にこるんより芸歴が浅い後輩の方から挨拶に来ると、『私なんかに挨拶しなくていいから他の人にしておいで』と言ってあげるそうですよ。後輩としてもやりやすいでしょうね」(前出・同)
そして、芸能人たちからも評判がいい点も藤田の強みである。
「有吉弘行さんやカズレーザーさんら毒舌と言われるタレントからも、にこるんは“いい子”と言われていて、元祖おバカキャラでもある若槻千夏さんも『裏でも丁寧。にこるんだけは違う』と評価しています。さらに、にこるんの親友のみちょぱこと池田美優さんも『モデルの先輩たちにも可愛がられてるし、スタッフにも好かれてる』と明かすほどなんです。同業者からここまで好かれるのはさすがですね」(前出・同)
しかしながら、藤田の初MC就任には「頭の回転は速いかもしれないけどMCはできないと思う」「声が無理」との声もある。この仕事は藤田の今後の立ち位置にも影響しそうだ。