2009年にリアーナに暴行した罪で5年間の保護観察と6か月の社会奉仕を言い渡されたクリスだが、以来受賞式典などに出席できない理由で、リアーナへ100ヤード(91.44メートル)以内接近することを禁止した命令の撤回を求めた。
クリスの弁護士マーク・ゲラゴス氏は、28日金曜日に行なわれたロサンゼルス上級裁判所裁判官パトリシア・シュネッグとの公聴会で、クリスが52週間のドメスティック・バイオレンスのセラピーを完了したことを考慮して接近禁止令を解除することを求め、その理由は、クリスが音楽業界の行事へ出席することが困難だからだと訴えた。
「接近命令があることで、受賞式典などの出席において障害があります」
シュネッグ裁判官は、その要求をすぐには聞き入れなかったが、クリスの懸命な努力と、自身の刑罰に対する真摯な取り組みを評価した。
「何千人もの仮釈放者の中で、あなたほど堅実な取り組みをしている人は他にいません。そしてあなたが責任をとり、裁判所から提示された全ての詳細に対し、あなたが実にまじめに取り組んでいることを称賛したいと思います」
その後、裁判官はこの修正案についてリアーナの弁護士に承認を得ることを進言して、ゲラゴス氏はリアーナへこの変更について相談すると述べた。また、いかなる論決も、今後裁判所に提出されることになる。