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金本阪神「超変革第2弾」血の入れ替えリスト(1)

 交流戦突入と同時に大失速−−。
 4勝8敗と大きく負け越し(6月13日時点)、観客席を味方に付けているはずのホームゲームでも負けが込んでいる。金本知憲監督(48)は「これが実力」、「恥ずかしくないのか!?」と爆発寸前である。よって、チーム再建の『超変革』も第2弾に突入するという。
 「去年までなら、負けが込んでくると、選手は下を向き、ベンチも静まり返っていました。それが今季は、選手全員がベンチから乗り出して試合を見ているし、声も出している。何かきっかけが掴めれば…」(在阪記者)

 阪神には『裏・格言』なるものがある。
 「チャンスはピンチ、ピンチは大ピンチ」

 チャンスになれば、代打が送られる。その代打は大歓声を背に受けたことで萎縮して打てず、再び二軍落ち。ピンチに関しては言うまでもないだろう。この裏格言は90年代から言い伝えられていた。
 「この裏格言が、金本監督になってから消えつつあります。選手たちは試されているんです。金本監督は必死に頑張っている選手にはチャンスを与えています。チャンスを与えられた選手は活躍した。でも、今は『壁』にぶつかってもがいているところ。ここを乗り切れば、ホンモノでしょう」(球界関係者)

 しかし、チャンスを与えるだけでは、本当の意味で強いチームにはなれない。金本監督には“棚上げ”されたままの責務が残されているのだ。
 「昨秋の就任会見後、金本監督はフロントから、ある選手名簿を見せられています」(同)

 その選手名簿とは、“解雇候補者のリスト”である。「どの選手がいらないのか?」と問われ、金本監督はひと通り目を通しただけで、「まだ分からない」と言って突き返した。
 「選手をクビにするのも、監督の仕事ですからね。阪神に限った話ではありません」(同)
 結果、人員整理はフロントが代行することになった。

 選手の側にしても、そうだ。一般論として、『戦力外通告』を受ける選手は、自分の立場、状況を薄々感じているもの。しかし、金本監督の「分からない」という発言は、そういう窮地にあった選手たちに「ラストチャンスをもらった」と解釈された。
 「たとえば今年、プロ12年目で初の開幕マスクを勝ち取った岡崎太一がそうではないか、と。でも、岡崎は二軍でくすぶっているときも自発的にブルペンに入って味方投手の練習相手をするなど、チームに尽くしてきた選手です。チームに尽くした後に自分の練習をし、そういう努力が実った結果です」(チーム関係者)

 今年、育成契約選手から這い上がってきた捕手の原口文仁も同様だ。
 「近年、阪神に対し、『使わないのなら出してくれ』とトレードの申し込みが殺到していたのも岡崎らです」(他球団スタッフ)

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