有名人マジギレ事件簿(7)〜オリエンタルラジオのマジ喧嘩を称賛した太田光〜

芸能ネタ 2017年01月10日 11時50分

有名人マジギレ事件簿(7)〜オリエンタルラジオのマジ喧嘩を称賛した太田光〜

 昨年、オリエンタルラジオ率いるダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHによる「PERFECT HUMAN」が大きな話題を呼んだ。同パフォーマンスがテレビのネタ番組で披露されると、その完成度の高さが口コミで広がり、年末には紅白へも出場。そんな「PERFECT HUMAN」は当初、「武勇伝」を進化させた新ネタを作ることを目的としていたという。しかし納得のいくものができなかった彼らは、音を足してアレンジするなどのテコ入れを開始。そして1年間、ライブなどで様々なパターンを披露し、試行錯誤を経て完成したものが「PERFECT HUMAN」だった。

 しかし同ネタは最初から爆発的な人気を獲得したわけではない。オリラジは2015年末、『爆笑問題の検索ちゃん 芸人ちゃんネタ祭りスペシャル!』(テレビ朝日系)でテレビ初披露したものの、「世間的な反響が思っていたほどなくて、実は心が折れていた」と中田は当時を振り返っている。そのため、彼は新たなネタ作りに取り掛かろうとしていたのだが、それを止めたのが妻である福田萌であった。彼女は「あのネタは良い! 来年1年間はやり続けた方がいい」と落ち込んでいた中田を奮い立たせ、その言葉がキッカケとなり翌年の『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)で再び「PERFECT HUMAN」を披露。そして同番組を機に、武勇伝、チャラ男&インテリキャラに続く、オリラジ3度目の大ブレイクへと繋がっていく。

 だがここまでの道のりは決して順風満帆なものではなかった。オリエンタルラジオは「史上最速でブレイクした芸人」と呼ばれ、NSC在学中にもかかわらず『M-1グランプリ2004』準決勝進出。翌年には武勇伝ネタで数々のテレビ番組に出演し、一気にブレイクした。最盛期にはレギュラー番組19本、うちゴールデンタイムのレギュラーは3本という異常な仕事量をこなしていたのである。しかしその多忙な日々がやがて彼らの精神を蝕んでいく。同期の芸人・ニッチェの江上敬子は当時のオリラジに関して「すっごい苦しそうにテレビ出てたんですよ。特にあっちゃん(中田)が、目の焦点が合ってないというか。ヤバそうな感じがすごい出てて」と語っている。

 中田の精神状態は確実におかしくなっていた。当時、365日生放送をする番組『ヨシモト∞』にて、彼は急にカメラに向かって「何撮ってんだよ! お前ら365日、俺のこと見て何撮ってんだよ!」と、仕事で撮影している現場のカメラマンに突然の大激怒。そして中田は強引にカメラを奪い、大声をあげながら客席を映し出すという奇行に出た。彼らはブレイク時、睡眠時間もなく、次々と分不相応なゴールデン番組のMCを任されたことで、許容範囲を超え、平常心を消失。そして伝説とも言われるラジオ生放送での大喧嘩が起きてしまうのだった。

 当時、番組ではリスナーから送られてきたアニメ『エヴァンゲリオン』に関するネタを紹介。藤森は同アニメに詳しくないためネタを理解できず、中田は「あ〜、全然わかってねぇな〜」「これの面白さわかんねぇかな〜」と不満をぶつけていた。それに対し藤森は「イメージはわかるけど」と返すも、中田はさらに「慎吾のこの顔腹立つんだよね。ネットにアップして欲しいわ。この顔。出番前に『慎吾、ヒゲ伸びてるよ』とか『鼻毛出てるよ』とかってイジったときに、すげぇ不機嫌になるんですよ」と噛みついたのである。それでも藤森は次のハガキを読むように誘導したのだが、中田が「あぁ!?」と声を荒げると、藤森は今までのトーンとは確実に違う声で「はよ読めや! なんだこの野郎! おい!」とマジギレ。そして両者の罵声が飛び交うと、摑み合いになるほどの喧嘩となり番組は中断された。

 本人たちにとっては、多忙な仕事によるストレスや孤独が引き起こしたリアルな喧嘩だったが、それを特に面白がったのが爆笑問題の太田光である。彼は「オリラジのケンカの『なんだオラ!』『なんだテメェ、メガネコラ!』『テメェもメガネ掛けてんだろうが、コラ!』って言う、あのくだりがもう本当に好きで。最高に好きです。あれもわかるんですよ。芸人じゃないとわかんない、あのケンカ(笑)」と度々、テレビやラジオなどで絶賛。

 これらの言葉に救われたのが、ほかでもない中田だった。彼は自身のブログで太田について「太田さんが、僕らのラジオを聞いて爆笑したと言ってくれたのは最高に嬉しかった」「たとえそれがケンカというハプニング的なことであろうと、とにかく太田さんが嬉しそうにほめてくれたことが、うれしかった」と綴っている。中田は高校時代から爆笑問題のラジオを聞いており、彼にとって太田は憧れの存在だった。そして「僕が爆笑問題さんを心から尊敬しているのは、あれだけのキャリアで、かつあれだけの忙しさの中、ずっとずっと漫才を続けていることだ。それは生半可なことではない。爆笑問題さんほどの地位を築いていて、さらにネタを作り続け舞台に立ち続けている人なんてそういない」と尊敬の気持ちと共に、「自分もどんな状況になっても人を笑わせ続けたい、誇り高い人生を生きたい」と本音を吐露した。それから何年も経ち、オリラジは自身のスタイルを模索し続けた結果、「PERFECT HUMAN」を完成させる。そして同ネタを初めてテレビで披露したのは爆笑問題の番組だった。

 これまで芸能界の浮き沈みを味わった中田は「いくら評価されなくても、されても本物しか残らない世界なんですよ! このテレビって。なんであいつおんねんって人が何年もいれる世界じゃないってことが証明されたんだとしたら、じゃあ、俺がんばってもう1回やろうよって思えたんです!」と過去に出演した番組で熱く語っているように、オリラジはテレビで様々な実験を繰り返し、自分たちのスタイルに辿り着いた。そして今も、本物しか残らないテレビの世界で活躍し続けている。

(柴田慕伊)

【参考】
・『AmebaFRESH! 鈴木おさむのノゾキミチャンネル#4』(2016年3月1日)
・『アメトーーク! オリラジ同期芸人』(2016年2月4日)
・『オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR』(2007年8月24日)
・『爆笑問題カーボーイ』(2015年9月22日)
・『オリエンタルラジオ中田敦彦のブログ』
・『ブラマヨとゆかいな仲間たち』(2010年11月15日、22日)

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