昨年の『THE MANZAI』で原発問題、沖縄の米軍基地問題、北朝鮮問題を扱った漫才を披露し、話題を集めていたウーマンラッシュアワー。今年は村本がひとりでまくしたて、LGBTやBTS騒動や、昨年に引き続き沖縄基地問題や原発問題に触れ、「みんな見たくないものを見たくないだけで、本当に見るべきものがたくさん僕はあると思うんですね」「でもこういったこと漫才でやると『芸人がバカなくせに社会問題を語るな』とか、『そもそも面白くねえ』とか、『漫才で言うんじゃねえ』とか、『THE MANZAIってそういうことじゃねえ』とかいろんなことがある」「ただその中に今全国で見てる少数の何人かの人たちが『ありがとう』って言ってくれる。だから漫才やる」と叫んでいた。
放送後、ネットからは「注目度が高い『THE MANZAI』で問題提起してくれてありがとう!」「弱者に目を向け続け、その活動を継続してる事に敬意を表したい」「ゴシップ流してるワイドショーより影響力のあるパフォーマンスだと思う」といった絶賛の声が殺到。一方では、「これ漫才なの?人を笑わせるという本分から逸脱してて寒い」「政治ネタ風刺ネタでも笑いに繋げられるならアリだけどこれは痛々しいだけ」といった批判や、「字幕が無いと何言ってるか分からないって、漫才として成立するの?」「時事ネタはナイツや爆笑問題のようにユーモアを用いてほしい。あれは漫才じゃない」といった指摘も多々見受けられた。
放送後、村本はツイッターを更新し、「THEMANZAI観てくれた人ありがとうございました。僕の漫才には知り合った人の怒りがあります。(中略)センターマイクの前に1人でも人がいたら僕の居場所です。今夜は僕に居場所を作ってくれてありがとうございました。楽しかった」とツイート。さらに、「インスタのDMに朝鮮学校の生徒さんが家族でみて泣いたと連絡がきた、沖縄のおじさんからもありがとうてDMがきた、被災地のおばちゃんから、救われた、ってメールがきた。泣いて笑った、て。オンエアまで怖かったけど、それらの言葉で救われた。本当にありがとう。漫才好きで生きてきてよかったす」とつづっていた。
今回の漫才に対して、ネットではいまもなお賛否が続いている状態だが、この話題の大きさについては「問題提起をすることこそがウーマンラッシュアワーが披露した漫才の目的なのだとしたら、成功してるよね」といった声も見受けられた。今年も視聴者からさまざまな意見を引き出したことは間違いないようだ。
記事内の引用について
村本大輔公式ツイッターより https://twitter.com/WRHMURAMOTO