重賞3勝での2着馬との差は、0秒1、クビ、クビ差。大きく離して勝つパフォーマンスはありませんが、馬が前にでも横にでもいると怒ったように闘志に火が点火します。間を割ってでも、ぶつかってでも、何が何でも前を捕らえにいきます。また、前脚のかき込みが実に力強い。回転も速いし、そこから織り成されるスピードはどんなに鋭い切れ味を持つ相手にも崩されることなく、捻じ伏せてしまいます。
ここ3戦の上がりは東京、阪神コースでいずれも34秒台前半。時計も一戦ごとに詰めています。スローでも折り合えるし、前につける脚もあるので1番枠からでもいい位置がとれそう。それに今回は引っ張る馬がいますから、レースはしやすくなると思います。
2か月半の休み明けになりますが、ここまでは順調。筋骨隆々の馬体は一層逞しくなりました。まだ粗削りで他馬と比べたら子供っぽい面もありますが、ホウオーなら必ず大仕事をやってくれるはずです。