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W杯へ“期待薄”のサッカー日本代表 その影響はこんなところにも…

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 前監督ヴァイド・ハリルホジッチの突然の解任、西野朗新監督の初陣となったガーナ戦での敗北、そして、サプライズ無しに終わったW杯最終メンバー発表――。

ここ1、2か月の間に起こった、サッカー日本代表を巡るいくつかの出来事。不安材料が噴出する現状を受け、6月14日に開幕するロシアW杯に向けたファンの期待値は下落を続けているが、その影響はこんなところにも及んでいるようだ。

 6月3日から全国のくじ売り場、コンビニ、インターネットで発売が始まった「ワールドカップtoto」。初回は各グループステージから選出された13試合を対象に予想が受け付けられており、各チームに対する投票状況もリアルタイムで公開されている。

 この13試合には、日本のグループステージ初戦である対コロンビア戦も含まれている。当然投票状況も公開されているのだが、確認時点で「日本勝利」を予想している人の割合は僅か11.33%(10251票)で、「両国引き分け」の予想も13.68%(12382票)にとどまっている。その一方で「日本敗北」、つまり「コロンビア勝利」には74.99%(67848票)もの支持が集中している。

 くじを購入した4人の内3人が、日本の敗北を予想しているという寂しい現状。しかし悲しいことに、試合結果のみならず試合内容においても、ファンはチームにそっぽを向けている。

「ワールドカップtoto」では、通常の「toto」と同じように、1試合における両チームの得点数も予想することができる。しかし、日本に対する予想で一番人気なのは「0点」で、その割合は全体の過半数に迫る45.95%(3758票)。反対にコロンビアの一番人気は32.36%(2647票)の「2点」で、「3点以上」にも30.72%(2512票)の票が投じられている。

 今回取り上げたサッカーくじに関しては、ネット上に「日本は負け濃厚だから予想がやりやすい」、「これで弱い日本代表の試合も楽しめる」といった“無情”な声もいくつか見受けられる。日本代表に対するファンの期待値は、もはや“ストップ安”のようだ。

文 / 柴田雅人

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