今年4月11日、猪狩は東京都文京区にある史跡「湯島聖堂」の敷地内で腰の骨を折る重傷を負った。数十年前に設置された巨大な立て看板が強風によって倒れ、“下敷き”となったことが原因だ。病院での診断の結果は「脊髄損傷による両下肢麻痺」。自分自身で脚を動かすことが困難となり、その後は車椅子で生活している。
今回の地震の犠牲者は場所こそ異なるが、いずれも「ブロック壁」「ブロック塀」「本棚」に“下敷き”となっている。つい最近、辛く苦しい経験をしたばかりの猪狩。自身のツイッターで、「『下敷き』という状況が他人事と思えなくて…。とても胸が痛いです。」と投稿した。
このツイートに対してファンからは、「あまりこういうニュース見ない方がいいよ。PTSD(心的外傷後ストレス障害)になるよ」「猪狩ちゃんも…なったんだよね。自然災害って恐いね」「あんまり落ち込まないで欲しい」と猪狩を気遣う声が寄せられた。他には、「落ちた壁を見る限り、支えになるブロックが無さそうなのでこれからまた大きい問題になるのではないかと思います」「どこもかしこも、違法建設多いけどね」「これ、人災だと思う」などと、違法建築を放置した行政を批判する意見が多く見られた。
19日午後10時までに、さらに2人の死亡が確認され、犠牲者は計5人に。やはり死因は“下敷き”だった。車椅子生活を余儀なくされたアイドル・猪狩の心の痛みが広く知れ渡り、一刻も早く“人災”が起きない安全な環境が整備されることを祈りたい。
記事内引用について
猪狩ともか(仮面女子)の公式twitterより https://twitter.com/igari_tomoka