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なだぎ武 “大人の引きこもり”問題に自身の経験語る「人と喋ることは大事」

 21日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」でお笑い芸人のなだぎ武が、引きこもりから脱出した際に感じた大切なことを明かした。

 番組では、30代、40代に急増している“大人のひきこもり”を特集。なだぎは中学校卒業後の3年間自宅に引きこもった経験を持っている。

 引きこもった理由について「中学卒業して学校も行かなくて、同年代は学校行って勉強しているのに自分は何もしてないという後ろめたさから、自分の存在を消したいという感じですね」と明かした。部屋に引きこもっている最中は、テレビや映画などをひたすら観ていたという。

 しかし、なだぎはなぜ引きこもりから脱出できなのだろうか?

 「僕は映画が好きでずっと映画を見ている時に『寅さん』の影響でしたね。寅さんって最低な男じゃないですか、大人になって職も付かずフラフラして、小遣いなくなったら実家戻ってきて妹にもらって…」と日本を代表する国民的映画「男はつらいよ」で渥美清演じる車寅次郎のキャラクターを説明。

 「だけど、寅さんに人が集まっていくじゃないですか。あれがすごく僕には全くない所なんで、こういう人にちょっと近づきたいなという。そういう要素がない自分が一人旅に出たらどうなるのかなっていうで、初めて一人旅に出た」と明かした。

 一人旅は3、4回行い、その時に「人と喋ることは大事やねんなっていうことに気づいて、もっと自分の環境を変えなアカンって」とコミュニケーションの大切さに気づき、その後、18歳の時にNSCに入学したという。

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