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橋本千春の勝馬ピックアップ!(9/11) 紫苑S、他4鞍

 今年の夏は記録的な猛暑に見舞われた。そのため夏競馬を闘ってきた馬は、例年になく反動(目に見えない疲れ)が出やすく、成績だけで“夏の上がり馬”と無条件に飛びつくのは危険だろう。

 この点をしっかり踏まえて、馬券検討するのが賢明だ。さて、秋華賞トライアル「紫苑ステークス」(中山11R、芝2000メートル)は休み明け2戦目で走り頃の、エバーシャイニングが面白い。
 その前走は3/4馬身及ばず2着と惜しいチャンスを逸しているが、内容は勝ちに等しい。とりわけ、走破タイム1800メートル1分45秒7は優秀だ。
 単純計算であと1ハロンを12秒3で走れば、2000メートル1分58秒0。時計的には楽勝して不思議はない。素質の片鱗は、デビュー2戦目で示している。結果は4着だったが、走破タイムは前日のGIII・フラワーCより0秒2速かった。
 508キロ(メンバー最高)と男勝りの雄大な馬格に恵まれ、実力は計り知れない。休み明けを使われた効果も絶大で、チャンスは十分ある。
 相手筆頭は、2連勝でフェアリーSを優勝しているコスモネモシン。叩き良化型で久々は割引だが、実力的に好勝負だ。
◎4エバーシャイニング
○1コスモネモシン
▲14フローリストライフ
△8クリスティロマンス、9テーブルスピーチ

 10R「松戸特別」(ダ2400メートル)は前々走でこの距離をレコードで圧勝(0秒6差)している、チョイワルグランパのリベンジ。
 昇級戦の支笏湖特別は9着と返り討ちにあっているが、敗因は歴然。レコード勝ちの反動と出遅れる不利が重なったもの。しかも、実績のない芝では仕方のない結果だ。度外視して大丈夫。
◎2チョイワルグランパ
○8フジヤマワカムシャ
▲9マチカネヒヨドリ
△4レッドアイ、7ナムラビスマルク

 9R「上総特別」(芝1600メートル)は放牧明けを1度使って動き、気合いともガラリ一変している、マイネルプライゼンに白羽の矢を立てた。
 その前走13着はケイコ不足で、実力の半分も走っていない。ここが仕切り直しだ。前々走2連勝でこのクラスを楽勝しているスピードを見直したい。
◎1マイネルプライゼン
○2サクラネクスト
▲6サザンスターディ
△5カピターノ、7オメガクリスマス

 最終R(ダ1200メートル)は3連続2着中の、スマートキャスターで今度こそ。
 勝ち抜けで、順当にチャンスをつかむ公算が大。
◎15スマートキャスター
○5ケイアイクライム
▲1ミスターレンチ
△11ウインリーズン、12クーデワンダー

 阪神10R「朝日チャレンジC」(芝2000メートル)はついに素質開花した、アドマイヤメジャーと、実績最右翼のキャプテントゥーレの一騎打ち。
◎3アドマイヤメジャー
○6キャプテントゥーレ
▲9プロヴィナージュ
△5ベストメンバー、7ニルヴァーナ

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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