ダウン症の次男を持ち、子の障害をテーマにメディアに出演したり、書籍を出版するなどしている奥山。その子育ての自由さがたびたび話題になり、ポジティブな反響が大きかったが、今回はいったい何があったのだろうか。
事の発端となったのは、奥山が25日に更新したブログ。その前日に次男が通っていた支援型幼稚園の卒園式を迎えたそうだが、前夜になって突然、「卒園児の兄弟は年齢を問わず一切、式に参加できません」と連絡がきたという。
奥山はこの連絡に対し、「こんなこと、聞いたことありますか?卒園式の様子を家族が見れないって?『どうしてですか?』明確な理由が知りたかった」と憤り、次の日の式終了後に園長に抗議する決意を固めたという。
禁止の理由として園からは「スペースが確保できない」という説明を受けたものの、奥山いわく体育館には充分なスペースがあったとのこと。「もしも兄弟児を排除することで『卒園式』を滞りなく成立させたいということが理由にあるならそれが支援型幼稚園が実行することですか? 真逆なんじゃないですか?と思った」といい、「これいったい、誰のための卒園式なんですか?!」「楽しみにしていた卒園式でした、けれど怒りで泣きそーだった。家族としての気持ちをないがしろにされた思いが充満して」と怒りを綴った。
抗議の結果、園長は不適切な対応を謝罪してくれたというが、奥山は「卒園式がもたらしてくれる感動はもう戻らない」と語り、「次のライちゃんの卒業式こそ、ただただ感動して泣きたい」と6年後の小学校卒業へ思いを馳せていた。
この奥山のブログに対し、「よくぞ物申して下さった!」「さすがに前日に連絡っていうのは非常識ですよね」といったコメントが集まっているものの、ネット上には「誰の為?卒園する子どもの為。兄弟のためではない」「普通はダメですよ。みんなが兄弟を参加させたら、どれだけ増えると思ってるんですか」「最近の奥山さんは少し行き過ぎていると感じます。子供に障がいがあって何でも許されるわけではありません」という批判が書き込まれている。
「通常の幼稚園・保育園も参加人数が多くなると、卒園式を滞りなく進行することが難しくなるそうで、兄弟の参加が制限されるところも多いです。奥山さんは、今まで子の障害をテーマにメディアに出続け、多くの障害の子を持つ親を励ます存在となっていました。それだけに、今回の反応が過剰と見られることで、お子さんが障害を持つ親たちが世間から同じように厳しい目で見られるのでは、という心配の声が上がっています」(ネットライター)
とはいえ、奥山が立派に子育てをする姿を参考にしているママも多い。デリケートな問題だからこそ、波紋はまだ広がりそうだ。
記事内の引用について
奥山佳恵公式ブログより https://ameblo.jp/okuyama-yoshie