太田はグラミー賞で「世界を回しているのは誰? 女みたいな感じになっていたんだよ」と話し、「それ男がやったらすごい怒られただろうな」として、ゆにばーすのはらのエピソードを話した。太田は彼女の名前が思い出せず、「岸田劉生の麗子像みたいな」と独特の例えを出していた。
太田はライブの打ち上げの席で、はらに「今やりにくいだろう? ブスが使えなくて」と振ると、はらは芸人になる前に、友人に誘われて一度だけハプニングバーへ行ったエピソードを話した。そこにブラホック外しの達人がいて、どんな状況でも外せるというが、その日は冬の寒い日であり、はらの背中にはホカロンが大量に貼り付けてあったので、達人はブラが外せず、プライドが傷ついて帰ってしまった。その話に太田は大受けし、「それ『さんま御殿』で話せよ」と勧めるも、はらは「使えないんですよ。今の時代」と嘆いていたようだった。そもそも、この話もはらから「言わないでくれって言われたけれど」と太田は話しており、内緒話をラジオの全国放送で暴露してしまった。
だが、これは太田なりの後輩芸人への愛情ではあろう。タイトルが炎上してしまった相席スタート山崎ケイの『ちょうどいいブスのススメ』に関しても「ケイちゃんの人権はどうなるんだって」とツッコみ、相方の田中裕二に対しても「お前がチビっていうのが言えなくなる」ようなものではないかと苦言を呈した。
これには、ネット上では「これは確かに言えている」「太田クラスの人間ですら息詰まってるってのは相当なのでは」といった意見が聞かれた。トークの最後に太田は冗談を交えながらも、「悪夢のような時代がやってきたな」と語っているだけあり、危機感もあるのかもしれない。