なんとプレー中のコロンビアの選手ハメス・ロドリゲス氏の腕に巨大バッタが張り付きなかなか離れないという珍事件が起こったのだ。
バッタはロドリゲス選手の二の腕ほどあり体長は約20センチほど。バッタはプレー中のロドリゲス選手の周りを執拗に追いかけまわし数分間の間、張り付きまわったという。
その模様は全世界に流れ、サッカーの結果よりもタフな体力の持ち主の巨大バッタに目が奪われてしまったとか…。
そこで今回はびっくりするほど巨大なバッタの写真をご紹介したい。
右の写真は1937年にカナダで撮影されたという世界最大のバッタの写真である。
中央に帽子をかぶり猟銃を持ったハンターらしき男性がいる。彼の右手に持っているのはなんと人間の下半身ほどはありそうな巨大バッタ! その体長は80センチメートルほどあると予想される。
バッタは世界最大のものでもロドリゲス選手に張り付いたバッタと同じ大きさの20〜30センチほどの個体が確認されているが、ここまで大きいバッタは現実にいるとは考えられず、突然変異ではないかと思われる。
この写真の詳細はわかっておらず、捕まったバッタの行方もわからないままだ。
さて、これほどの大きさではないが、実は日本は多くの巨大バッタが目撃される地域でもある。
もっとも有名なものはテレビ番組『探偵!ナイトスクープ』で特集された「滋賀県の巨大バッタ目撃事件」であろう。
これは滋賀県甲賀郡在住の依頼者が子供時代より体長30センチほどのバッタを目撃していた。依頼者は北野誠探偵と一緒にバッタの調査を行ったが、結局発見することはできず途中、専門家に意見を聞く場面も放送されたが「日本にはそのようなバッタはいない」と否定されていた。
しかし、これ以前にも「巨大バッタ」の情報はナイトスクープに届いており、また放送直後「私も巨大バッタを見た」という目撃談がネットをはじめあらゆる場所で語られるようになったという。
現代も巨大なバッタの目撃談は絶えず報告されており捕獲まではされないものの、たびたび話題になる未確認生物である。
考えてみれば日本には『仮面ライダー』という巨大バッタのヒーローがいる。
巨大バッタの目撃談はヒーローを求める人間の心理が具現化した存在なのかもしれない?
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
取材:山口敏太郎事務所