報道をまとめると、同地裁は「稽古不参加には正当な理由がある。不法行為に該当しない」、「稽古に参加していても、上演することは困難だった」などとし、甲斐氏の請求を棄却。また、甲斐氏が作詞・作曲を手掛け、動画投稿サイトYouTubeで公開した曲「ANNA」に対し、土屋が「中傷する歌を公開され、名誉を傷つけられた」として1100万円の損害賠償を求めた訴訟についても、「土屋の社会的評価を低下させるもの」として、甲斐氏に33万円の賠償が命じられた。13年7月の舞台中止決定後の提訴から2年5か月、結局、土屋が全面勝訴となったのだ。
「昨年11月、土屋と甲斐氏が法廷で初めて直接対決。その際、土屋は涙ながらに甲斐氏に非があることを訴え、その主張が全面的に認められた形。土屋は法廷で涙を流していたそうで、女優としての“演技力”を存分に発揮した」(ワイドショー関係者)
甲斐氏は判決後、「話にならない。控訴する」とぶぜんとした表情。「裁判長を訴えたいくらい。このままでは終わらない。もう、金の問題じゃない。最高裁まで行きます」と息巻いたという。
一方、土屋は判決について、「お金(の問題)じゃない。ファンや家族、多くの人に心配をかけた」と騒動を起こしてしまったことを反省。
甲斐氏に言いたいことを聞かれると、「(何か言葉を)返すと、また返ってくるから。ダンマリです」と大人の対応をみせたというが、「高裁で判決がひっくり返る可能性は限りなくゼロに近いので余裕なのでは」(芸能記者)。
甲斐氏がどんな強力な証拠を集め、さらなる法廷闘争に臨むのかが注目される。