同番組は曜日ごとにMCが代わり、火曜日はEXILEのTAKAHIROとNAOTOが週替わりで務める。
タレント転身後、初のレギュラー獲得となったビッグダディは、3月9日付のブログで、「本当に身に余る光栄だと思っております。特に突出した才能があるわけでもありませんが、お引き受けした限りは全力で務めさせて頂きます。また、この有り得ない有り難い状況にも萎縮せず、毎回毎回を愉快にやり遂げられればと思っております」と記した。
先に芸能界入りした元妻の美奈子(31)は、自叙伝「ハダカの美奈子」が映画化までされたが、あっという間にテレビ画面から消えただけに、美奈子同様、“素人”であるビッグダディのレギュラー奪取は快挙ともいえる。
テレビライターのA氏は「美奈子はとにかくしゃべれないし、困るとすぐ泣いてしまうので、制作側としては使いづらかった。ましてや、ゴールデン帯で入れ墨まで公開されては、どの局もイメージ的に使いにくいのです。わずか半年ほどで消えてしまったのは、当然のことといえます。その点、ビッグダディはそこそこしゃべれるので、なんとか使い道はあるのでしょう。ただ、面白いことをいうわけではなく、一芸があるわけでもないので、長くは続かないと思います。ビッグダディのセールスポイントは、『たくさんの子どもを育てた』という実績ですから、その辺を主婦層や子育て中の女性にアピールできれば、タレントとして延命できる可能性はあります」と分析する。
制作側の小仲正重チーフプロデューサーは「変に芸能人っぽい発言ではなく、視聴者代表のような存在として、思いっきり視聴者っぽい意見を言っていただきたい。今までコツコツ積み上げてこられた“生活の知恵”みたいなモノを発揮してもらえるようなコーナーを作ってみたい」と話しており、“タレント”としては期待していないもよう。
ビッグダディといえば、3月9日、フジで放送された「教訓のススメ」(午後7時58分〜8時54分)に出演。「ビッグダディ再婚計画! 熟年結婚相談所に入会」と題して、人生初のお見合いに挑戦したが、その視聴率(以下、数字はすべて関東地区)は5.7%と、ゴールデン帯ではトホホの数字だった。
もともと、同番組の視聴率は悪く、ここ最近では、同2日放送分が7.1%、2月23日が8.3%とひどいものだが、それにしても、ビッグダディをメインに据えた9日は5%台という悲惨な数字。
こんなに視聴率が獲れないタレントを、「笑っていいとも!」後番組のレギュラーにして、大丈夫なのかとの疑問があるが、MCではなく、江角のオマケだから問題ないといったところか…。
(坂本太郎)