いまだに興収のペースが落ちず、累計興収は45億円を突破。来週以降もこの勢いが続くのか、それとも、ほかの作品に首位を明け渡すのか?
2位はベストセラーとなった乾くるみの原作小説を松田翔太と前田敦子のW主演で映画化した「イニシエーション・ラブ」が初登場。全国281スクリーンで公開され、土日2日間で興収約2億円をあげ、今週3位の「ビリギャル」を抜き去り邦画のトップに躍り出た。
「初日の舞台あいさつでは、松田や前田らの登場キャストが気分が高揚していたのか、いわゆる“ネタバレ”となる発言を連発。PRの担当者がマスコミ各社にその部分をカットするように要請していたという。ビリギャルの公開初週の週末の興収はGW期間中だったこともあって約2.9億円。『イニシエーション・ラブ』も『ビリギャル』ほどはいかないにしろ、それなりに数字を伸ばしそうだ」(映画ライター)
5位は大泉洋主演で、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、ほかにキムラ緑子、樹木希林、堤真一、山崎努ら実力派俳優陣が競演した「駆込み女と駆出し男」。
GW前の公開ながら、「名探偵コナン 業火の向日葵」が6位、「映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃」が7位と根強い人気。9位には水城せとなの少女コミックを真木よう子主演で映画化したラブコメディ「脳内ポイズンベリー」が入った。
今週末は30日に園子温監督の最新作で、綾野剛、沢尻エリカ、山田孝之らの出演で話題の「新宿スワン」、先ごろ開催された、「カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門に正式出品された「あん」などが公開される。