直径は11ミリ、重さは5・5グラム、材質はスチールで、それにクロームメッキが施されているパチンコ玉は、玉と玉がこすれ合い、台の中では釘にも当たることから、キズが付きやすく、放って置けばサビが発生してしまう。そんな汚れた状態ではお客様の手を汚すことにもなるし、そもそも、そんな玉を打つのは気分が悪い。やはりパチンコ玉は、常にピカピカに輝いて台の中を跳ね回っているからこそ、大当たりが来たときの喜びも大きい。そんな大切なお客様の意図をくみ取って、常に気持ち良く遊んでもらえるように、汚いパチンコ玉はこまめに取り除いたり洗浄したりと、店側も努力をしているのだ。
と、ここまでは建前の話。パチンコ玉を常にきれいに保っている店側の本音は、別のところにある。実はキズやサビが生じたものだと、台の釘に絡みやすくなり、穴に入る確率が上がるのだ。つまり、汚い玉だらけだと、大当たりに至るまでの確率が高くなり、店側にとってはマイナスに直結する。ピカピカのパチンコ玉は、大当たりの確率を上げない店舗側の隠れた企業努力なのだ!
逆に言えば、汚い玉を使っているお店は、大当たりが出る可能性が高いということなので、もし玉が汚れていたら、粘って勝負する価値はあるのかも!?