古川といえば、父親が医者で幼い頃は海外に住んでいた帰国子女。日本に帰国し、慶應義塾大学理工学部に進学すると、180センチの身長と甘いルックスを武器に芸能界デビュー。2013年には『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』(フジテレビTWO)でヒロインが憧れる入江直樹役を演じ、中国でも爆発的な人気となった。最近では、アジア版『THE 100 MOST HANDSOME FACES 2018(世界で最もハンサムな顔)』に選出されるなど、アジア進出を狙える俳優として期待されている。
圧倒的な人気を誇る俳優が“これから”という時に結婚を発表すると、人気は落ちるものなのだろうか。現在、『あなたの番です』(日本テレビ系)で原田知世とW主演を務めている田中圭は、2018年『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で大ブレーク。彼も2011年にデキ婚している。2010年に木村カエラとデキ婚した瑛太は、その後も人気作で主演を務め、映画やドラマにも定期的に出演しているのが印象的だ。
人気の差が顕著に表れてしまったのが、2008年に放送された『ROOKIES』(TBS系)に出演した俳優陣だ。
主演の佐藤隆太は、2009年にデキ婚を発表。今年9月から放送されるNHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』にも出演が決定しており、俳優業も順調のようだ。その快活なキャラクターで瞬く間に人気となった桐谷健太は、2014年にデキ結を発表。コマーシャルのau三太郎シリーズ『海の声』を引っ提げ、『NHK紅白歌合戦』にも出場した。2013年に仲里依紗とデキ婚した中尾明慶は夫婦共に好感度が高く、ドラマはもちろんバラエティー番組でも活躍中である。
一方、幼なじみと交際していたものの、最終的に破局し、2014年にモデルの向山志穂とデキ結を発表した市原隼人は、定期的に作品に出演しているものの、20代の頃のような勢いはないように思われる。2011年に中学時代の同級生とデキ婚した川村陽介も同様にパッとしない印象だ。
「もちろんデキ婚は、あまりいいイメージを持たれないため、悪評になることもあります。人気が継続するか否かは、その後に出会う作品にかかっているようですね」(エンタメライター)
では、女優はどうだろうか。先日、結婚・妊娠を発表した川栄李奈は、その演技力の高さで数々の作品に出演。AKBグループ卒業組の中でも“勝ち組”と言われていた。しかし、今回のデキ婚で、ドラマ・コマーシャル契約を覆す形に。相手の廣瀬智紀が女性トラブルを起こしたことも悪いイメージに繋がっており、出産・復帰後は正念場を迎える形となりそうだ。
川栄と同じように、2012年に赤西仁とデキ婚した黒木メイサは、コマーシャル契約がある中で妊娠していたり、赤西自身が様々な騒動を起こしたりしたため、評判はガタ落ち。現在も子育てをしながら女優業を行っているが、以前のような勢いはない。
「女優については、俳優と違って印象が悪くなるケースが多いようです。特にドラマやコマーシャルに出演している“契約”の問題が大きい。もちろん、事務所に結婚を止められて意図的に子どもを作る場合もあるでしょうが、世間の人やクライアントはそんなこと関係ないですからね。契約や事務所との話し合いをしっかり行い、義理を通した上で結婚をした方が、仕事も続けやすくなるんですけどね」(同上)
良いイメージがついている女優であればあるほど、落胆の声は大きくなる。子どもを授かることはめでたいことだが、これから結婚をしたいと考えている女優は、現在の仕事のことはもちろん、その後のイメージのことも考えて行動したほうが得策のようだ。