昨暮れのJCダートでは、1番枠でスタートがひと息。もまれ込む競馬で惨敗した。その苦い経験を教訓に、きょうはゲートに全神経を集中して好スタートを決めた。「行かせれば、行ける馬だからね」(小牧騎手)。
こうなれば、2番枠を存分に生かせる。好位のインをロスなく追走すると、あとはエスポワールの背中を追うだけだった。「ゴール前はいつもひと伸びてしてくれるので、後ろの馬はともかく前の馬は捕まえられると思った」。理想的な競馬に、ジョッキーは「いやぁ〜シビれたね」とニッコリ。最後には「本当に力をつけている。今なら負ける気がしないぐらい」と頼もしい言葉が飛び出した。
これだけ“スピーディー“な競馬ができるようになれば、大舞台でも大きく夢が膨らんでくる。