防衛戦を明日に控え、計量に臨んだ2人。余裕でクリアすると「万全です。完べきです」(西岡)「大丈夫です。明日早いから」(リナレス)とだけ言い残し、帰路についた。
無理もない。帝拳は今年7月にWBCフェザー級王者粟生隆寛(当時)が、王座から陥落している。それだけに万全の状態を期すため、ジム側が“かん口令”を敷いたのかもしれない。
浜田剛史代表は「(西岡は)左を打つタイミングがつかみにくいと思う。明日のエルナンデスは(米国進出を)アピール出来る相手だと思います」と西岡の思いを代弁した。
同じ失敗を繰り替えさないために盤石の体制を整えた帝拳陣営。見事なダブル防衛を果たし、自分たちの株を上げたいところだ。