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三面川特別(新潟芝1800m 25日) アベコー 鉄砲は2戦2勝、アクロスザヘイブンが決める

 蔓延する馬インフルエンザの収束を待たず、今週から中央競馬が再開する。出走するのは昨23日の検査で陰性となった健康体の馬だが、いかんせん開催が決定したのは、すでに追い切りを済ませた馬も少なくない22日(水)の夜。各陣営によって異なる調整のサジ加減が波乱へとつながる可能性は十分ある。土曜の新潟メーン「三面川特別」(1000万 芝1800m)。アベコーこと阿部幸太郎はアクロスザヘイブンで強気に攻める。
 ナイガイをご愛読の皆さま、こんにちは〜。アベコーこと阿部幸太郎です。暦の上では処暑(しょしょ)を迎えましたが、相変わらずの猛暑に、さぞかしウンザリされている方も多いと思います。
 さあ、夏競馬もラストスパートに突入。先週、開催中止で取りそこなった馬券を、ぜひともゲットと行きましょう。ただし、馬インフルエンザによる影響で、今週は調教過程に、厩舎によっては、大きな狂いが生じています。
 通常時の水曜追い切りが、木曜に変更、そして土曜日の開催目指して金曜輸送。酷暑の季節でもあり、疲労残りがどうしても気がかりです。今週の競馬全般にも通じることです。
 新潟メーンは「三面川特別」です。ポイントは前記した仕上がり具合。そして外回りの1800mで展開が、大きなカギだと思います。

 顔ぶれから主導権を楽々取れそうなのがスルーレート。おそらく楽なマイペースです。それゆえこの馬の逃げ残りまで考えましたが、日本最長の直線コース。やや厳しい条件かもと考えて、狙いはアクロスザヘイブン。5カ月半ぶりの実戦ですが、夏の新潟戦を目標に入念な調教。しかも、このアクロスは、過去休養明けが2戦2勝。いわゆるポン駆けに、絶大な強さを見せている馬なのです。前2走は苦手とする道悪馬場。参考外の一戦です。
 注目してほしいのが、3走前のGIII「京都牝馬S」。何と重賞級の馬を向うにまわし、ほとんど差がない5着。先の小倉記念を制したサンレイジャスパーと、わずかアタマ差の大接戦。アグネスラズベリ、ウイングレットと馬体を並べていたことからも、この1000万条件では、相当に評価度の高い一戦だと確信しています。
 良馬場、GI以外の1マイル以上では、これまで<3011>。抜群の実績です。京都牝馬Sのときと同じケースで、逃げ馬の直後で流れに乗り、直線抜け出してくれるものと期待しています。
 相手はオークス3着の看板を持つラブカーナの強襲。さらに単騎逃げが打てるスルーレートは準オープンでクビ差2着がある実力派。そして休養明けのタイキマドレーヌも不気味。

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