search
とじる
トップ > レジャー > ローズS 2冠制覇へオークス馬トールポピーが始動

ローズS 2冠制覇へオークス馬トールポピーが始動

 女王発進。オークス馬トールポピーが「第26回ローズS」(JpnII 阪神芝1800m 21日)で秋初戦を迎える。函館からじっくり調整を進められ、仕上がりは上々。春はカイ食いがいまひとつで体調管理が難しかったが、ひと夏を越えてたくましくなった。鋭い末脚はもちろん健在。牝馬2冠に向け、まずは前哨戦で成長した姿を見せつける。

 樫の舞台で可憐(かれん)に咲いた「ひなげしの花」は、さらにたくましく成長した。牝馬2冠に向けて、トールポピーが女王の風格を漂わせている。
 「栗東に戻ってからもテンションが上がらず、いい雰囲気を保っていますね。おとなしいし、カイバもよく食べていますから」と前川助手はうなずいた。
 オークスで見事に1冠を達成した後は放牧で英気を養った。その後は函館競馬場に入厩。涼しい環境で徐々にピッチを上げていった。帰栗したのは4日。長い輸送にもダメージは皆無だったという。「体重が490kg。長距離輸送の後も大きく減っていないのがいい」。春にあったひ弱さはもうなくなった。
 以前はカイ食いが安定せず、馬体重の調整が難しかった。そのため攻め馬もしっかり積めず、それが桜花賞の8着惨敗につながってしまった。その時の馬体重が460kg。オークスでも462kgだっただけに、今のボリュームある体は、今後のとてつもない可能性を示唆している。
 10日には1週前追い切りが行われ、DWコースで6F84秒5、ラスト1Fは12秒3。併せたビーチパトロール(3歳1000万)に馬なりのまま楽々と併入した。
 「まだスイッチを入れないように調教師からいわれているので、1週前は馬なりで。具合はいいし、折り合いにも不安はなさそうなハミの取り方だった。最終追いでジョッキーが乗ればきっちり仕上がると思う」
 前哨戦だけに100%とはいかないが、力を出せる仕上がりには持っていけそうだ。
 「心身ともにまだ幼い。その分、成長の余地が残っているので、この秋が楽しみですね」
 シーザリオ、ウオッカなど厩舎の先輩牝馬に負けない走りを、いきなり見せてくれそうだ。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ