◎トーセンスターダム
○バンドワゴン
逃げてかつ上がり3Fも最速、中距離でのスピードの違いをまざまざと見せつけ、6馬身差、5馬身差と圧倒的な内容で新馬、エリカ賞を連勝中のバンドワゴン。一方、クビ、アタマ差と僅差ながら前の馬をきっちりと捕えて見た目以上の勝負強さで連勝中のトーセンスターダム。2頭の一騎打ちの公算が大。クラシックの主役級として、この2頭がマッチレースを演じてくれるようなら楽しみなのだが。
さて、頭はどちらか。京都外回り1800m。舞台設定を考えるとバンドワゴン有利とみるのが大方だが、敢えてトーセンの末脚に賭けてみたい。前走・京都2歳Sでは最後の直線で11秒台半ばの流れを切れ味鋭く差し切った。その末脚もさることながら、前を捕まえようとする勝負根性が素晴らしい。射程内ならどんな馬でも捕える、そんな気迫が感じられた。
【馬単】(1)→(5)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。