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「決戦は都議選!」必殺仕事人・菅官房長官 “小池潰し”に幸災楽禍の下品

 決戦は東京都議選! 7月2日投開票を前に、菅義偉官房長官の小池百合子都知事潰しが本格化、火花を散らしまくっている。
 「菅さんの謀略は、東京五輪の仮設施設費500億円の支払いどころを巡り火を吹いた。小池さんは5月11日に安倍首相と会談して、自ら全額都の負担と公表することで、決断力をアピールするシナリオを描いていたのですが、菅さんが先手を取ることにより、小池さんに“決められない知事”のレッテルを貼ったのです」(自民党関係者)

 会談直前の9日、黒岩祐治・神奈川県知事ら3知事が安倍首相と丸川珠代五輪担当相へ負担拒否を直訴、仕掛け人は菅氏だった。
 「結果、安倍首相の指示で小池さんがシブシブ500億円を負担するというシナリオに擦り替えられた。都民には小池さんの手際の悪さだけが印象に残ることになってしまった」(小池氏周辺関係者)

 さらに菅氏は13日、自民党本部で開かれた都議選総決起大会に出席し、『何とかファーストという政党は候補者擁立すらままならない!』とまでこき下ろした。
 しかし、一方の小池氏も防戦一方ではない。
 「挽回の作戦を準備中です。豊洲市場移転問題では、専門家会議が35億〜50億円で豊洲の土壌を完全に無害化できると説明したが、小池さんはその結果を重んじて都議選直前に豊洲移転を高らかに宣言する。これで都議会自民党が最大の公約としている“豊洲への早期移転”を無意味にさせるのです」(同)

 それにしても、菅氏の小池氏への敵意は半端ではない。その理由は二つあると、自民党関係者は言う。
 「一つは、安倍首相が小池氏にシンパシーを抱いていること。先の総決起大会でも、安倍首相はビデオメッセージで小池都政との協調を呼び掛けるありさま。この調子だと、小池新党が大勝した場合、安倍首相が小池さんを重宝し、菅さんの影が急速に薄れる可能性があるのです」(同)

 もう一つは、二階俊博自民党幹事長を中心とした、最大派閥・細田派を上回る大田中派再結成への動きだという。
 「結成すれば、派の総裁候補は梶山静六元幹事長の愛弟子である菅さんに白羽の矢が立つ公算が強く、安倍首相の対抗馬に躍り出る。自ら表舞台に立つ時に備え、現自民党をバラバラにしかねない小池新党の芽を摘んでおきたいのです」(同)

 菅義偉どの、手段を択ばぬあからさまな“小池潰し”に幸災楽禍の下品はいかがなものか。

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