パーマ大佐の替え歌は「ある日森の中、熊さんに出会った 花咲く森の道 熊さんに出会った」までは元歌。その後、メロディーが変わり「1人ぼっちの私を強く抱きしめた熊」という歌詞に変わり、クマと恋に落ち、警察から追いかけられるお嬢さんを助けて、逃がすコミカルな内容でネット上を中心に話題になっていた。
報道をまとめると、馬場さんの代理人弁護士は昨年11月ごろ、日本音楽著作権協会(JASRAC)を介し、ユニバーサルから「歌詞に加筆する承諾を得たい」と連絡を受けたが拒否。歌詞の著作権はJASRACに属するが、改変には著作者の承諾が必要となるため連絡があったが、12月には「許可を頂いた」としてCDのサンプルが届いたという。
歌詞には訳詞者として馬場さんの名前も記載。しかし、馬場さんは「自分の詞とは情感に反する。改変後の詞も自分が作ったような表記はおかしい」と話しているそうで、CDの販売差し止めやインターネット上の動画の削除も求めた。
ユニバーサルの広報は「適切な手続きを踏まえ発売致しております。現時点で当社に書面が届いておりませんので、これ以上のコメントは差し控えます」とコメントしている。
「歌詞の改編をめぐっては、14年に沢田知可子の代表曲『会いたい』をめぐり、作詞した沢ちひろさんが発売元のレコード会社などを相手に損害賠償を求め提訴。しかし、15年に取り下げられた。この判例もあり、訴えた方が勝つのはなかなか難しいので、レコード会社と話し合い和解という形になるのでは」(音楽業界関係者)
いずれにせよ、パーマ大佐の仕事は増えそうだ。