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法廷闘争に発展しそうな『森のくまさん』の替え歌騒動

 童謡「森のくまさん」の日本語の歌詞を手掛けた大阪府の馬場祥弘さんが18日、「替え歌の芸を収録したCDで著作者としての人格権を侵害された」として、替え歌を歌うタレントのパーマ大佐と曲を制作・販売したユニバーサルミュージックに慰謝料300万円の請求を通知したことを、各メディアが報じている。

 パーマ大佐の替え歌は「ある日森の中、熊さんに出会った 花咲く森の道 熊さんに出会った」までは元歌。その後、メロディーが変わり「1人ぼっちの私を強く抱きしめた熊」という歌詞に変わり、クマと恋に落ち、警察から追いかけられるお嬢さんを助けて、逃がすコミカルな内容でネット上を中心に話題になっていた。

 報道をまとめると、馬場さんの代理人弁護士は昨年11月ごろ、日本音楽著作権協会(JASRAC)を介し、ユニバーサルから「歌詞に加筆する承諾を得たい」と連絡を受けたが拒否。歌詞の著作権はJASRACに属するが、改変には著作者の承諾が必要となるため連絡があったが、12月には「許可を頂いた」としてCDのサンプルが届いたという。

 歌詞には訳詞者として馬場さんの名前も記載。しかし、馬場さんは「自分の詞とは情感に反する。改変後の詞も自分が作ったような表記はおかしい」と話しているそうで、CDの販売差し止めやインターネット上の動画の削除も求めた。

 ユニバーサルの広報は「適切な手続きを踏まえ発売致しております。現時点で当社に書面が届いておりませんので、これ以上のコメントは差し控えます」とコメントしている。

 「歌詞の改編をめぐっては、14年に沢田知可子の代表曲『会いたい』をめぐり、作詞した沢ちひろさんが発売元のレコード会社などを相手に損害賠償を求め提訴。しかし、15年に取り下げられた。この判例もあり、訴えた方が勝つのはなかなか難しいので、レコード会社と話し合い和解という形になるのでは」(音楽業界関係者)

 いずれにせよ、パーマ大佐の仕事は増えそうだ。

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