同局によれば、2日に在日メキシコ大使館から文書で、ドラマの1〜3話の表現全般を通して、誤った印象を与えたとの抗議があり、同局は「フィクションである一連のエピソードの中で誤解を与える表現があった」として3日、大使館側に謝罪した。
「劇中では、メキシコ大使館員が日本の外務省に交通事故の処理を依頼したり、織田演じる黒田が同大使館の人の出入りを監視したりする場面があったが、あまりにも大げさに描きすぎたため、メキシコ大使館も見逃すことができなかったようだ」(ドラマ制作関係者)
同ドラマは09年に公開された映画「アマルフィ 女神の報酬」に登場した織田演じる外交官の黒田が主演し、「撮影は日本だけでなくアメリカ、メキシコでも行われ、1話あたりの制作費は5000万円以上で1月スタートのドラマの中では破格の制作費。すべては今や監督でも物申せない“織田様”こだわり」(同)というが、視聴率は回を重ねる事にダウンしている。
「初回は13.3%。木曜10時の枠だからまずまずの数字だった。ところが、翌週の第2話から3日放送の第4話まで11.8%、11.1%、10.6%とダウンし、一ケタ目前。本体なら何らかの形で“テコ入れ”があっても良さそうだが、もうどうにもならない。実は同ドラマ、すでに撮影が終了。今夏公開のドラマの続編映画『アンダルシア』の撮影で織田以下の出演者やスタッフはスペイン入りしている」(同)
抗議が来て、視聴率がダウンし続けるとはまさに踏んだり蹴ったり。織田の心中も穏やかではないに違いない。