「同県石岡市やその周辺で“女装男”が出没するため捜査員が張り込んでいたところ、10月29日午後9時過ぎ、女子高生に近づく容疑者を発見し、任意同行を求めた。その時の格好も、栗色のポニーテールのカツラを着用し、スカートにブラウス。ある捜査員は『女装はしていたが、少し明るいところで見るとひと目で怪しい出で立ちだとわかった』と、印象を語っています」(地元記者)
こうして10月30日、強制わいせつ容疑で逮捕されたのは、同県かすみがうら市に住む会社員(32)。
直接の逮捕容疑は、10月22日午後9時半頃、石岡市内の路上で帰宅途中だった公立中学校の女子生徒(14)の腕を掴み露出した下半身を触らせた疑いだ。
容疑者は調べに対して、「腕を掴んだことは間違いないが、触らせてはいない」と容疑の一部を否認しているというが、任意同行を求められた際に乗っていた乗用車内からはさまざまな“女装アイテム”が発見されている。
「数種類のカツラと女性用の洋服40点に靴10数足が押収されている。服の種類も、ワンピースやOL風のツーピース、就活風のスーツタイプ、タイトスカートなどでした」(捜査関係者)
同様の被害が頻発していることから、今後余罪が厳しく追及されることになるという。
「容疑者は、以前にも帰宅する女子中高生を狙い身に着けている下着を奪い取るなど、強制わいせつ事件を起こして捕まったことがある。手法は変わっても性癖は全く変わりがなかったということです」(同)
まったくの無駄な女装アイテムだった。