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『るろうに剣心』作者逮捕で宝塚歌劇版『るろ剣』はどうなる?

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アニメーション「るろうに剣心」公式サイトより

 11月21日、警視庁は人気漫画『るろうに剣心』(『るろ剣』)の作者・和月伸宏容疑者を児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で書類送検した。

 和月容疑者は今年の10月、児童ポルノの販売会社から、10代前半の女児の裸が映った動画を収録したDVDを複数購入した疑いが持たれている。

 和月容疑者は容疑を認めており、集英社はこの報道を受け、連載中の『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』の掲載をしばらく休載すると発表したほか、CS放送の「映画チャンネルNECO」は、11月25日に放送を予定していた実写映画版『るろうに剣心』のシリーズ計3作の放送を取りやめ、別番組に差し替えるなど、人気漫画だったが故の影響が多方面に出ている。

 そんな『るろ剣』自粛ムードの中、今後の展開が最も絶望視されているのが、宝塚歌劇団雪組が2016年に公演した舞台、『浪漫活劇「るろうに剣心」』であるという。

 本作は、『るろ剣』初のミュージカル作品で、脚本・演出に大ベテランの小池修一郎、主演は早霧せいな、咲妃みゆという雪組のトップスターらで制作され、独自のファン層を獲得し、それだけに、常に再演希望の声が絶えなかったという。

 ところが、今回の作者逮捕の報道により、今後、宝塚歌劇団版の『るろ剣』再演の道は閉ざされてしまった可能性が高いという。

 これは、演者が全員女性であるため、書類送検とはいえ、児童ポルノ禁止法違反に抵触してしまった作者の作品を使用することが難しくなるほか、伝統ある宝塚歌劇団故に、劇団の幹部、年配ファンからの風当たりは当然強くなることが予想されるため、再演に関しては、まず通らないだろうとファンの間でも予測されている。

 また、上演された舞台の映像はDVD化され、販売されているが、事態が事態だけに、再プレスは厳しいと思われ、宝塚歌劇版の『るろ剣』はこのまま幻の作品となるのではないか、とも噂されている。

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