須賀健太(13)演じる主人公、三平三平(みひら・さんぺい)の姉の愛子役。原作にはないオリジナルキャラクターだ。東京で学生生活を送っており、幻の巨大魚を釣り上げることに夢中な弟を心配して秋田に一時帰郷。両親のいない三平を母親のようにバックアップする。
滝田洋二郎監督(52)は「都会的で美しい女性を入れることにより、映画にいい色が出る。香椎さんの演技が楽しみ」と期待。秋田県内で撮影中の香椎は「この作品を見て、自然のすばらしさ、家族の絆など、いま社会で薄れてきていることもう1度思い出してもらえれば」と話している。