Netflixで今夏配信予定の本作は一足先に同映画祭で上映されるといい、見所を聞かれたジミーは「さんまさんから台本も見るな、DVDも見るなって言われていまして、見所は分かりません」としどろもどろ。ジミーを演じた中尾については「僕と似ているなって。僕よりうまいです。1000%」とジミー節で絶賛。劇中、ジミーの絵も登場するといい、「絵を若(さんま)に初めて褒められました。月があって、あの月ええなって」とニヤニヤ。
ジミー役の中尾はジミーを演じると聞いた当初は「できることならやめたい」と思ったというが「さんまさんにお世話になっているし、さんまさんにやれと言われたので」とオファーを快諾。「でも、資料映像を見れば見るほどこの人はどういう人なんだろうって」と役づくりには悩んだという。
さんまからもアドバイスは受けたというが、基本は「好きにやっていい」と声をかけられたといい、「クランクインして、芝居をした時にあまりジミーさんを考えすぎなくていいなって。ひとつのドラマとして成立させればいいんだって。スタッフの中にもそういう空気があってそこに救われました」としみじみ。
さんま役の小出もオファーをもらって悩んだというが、「さんまさんがプロデュースされるような作品はもうないのかなって。さんまさんと触れ合えることも今後なかなかないかもしれないと思って受けました」と笑顔。出身は東京だというが、「関西弁もできます」と自信たっぷりの発言。
発表会にはゆりやんレトリィバァら吉本芸人が多数出席していたが、ゆりやんは本作に羨望の眼差し。「わたしの半生も佐々木希さんに演じてもらいたい」とコメントして会場をわかせていた。
(取材・文:名鹿祥史)