今週から舞台は新潟、東京、京都に移り、最初の注目馬は、10月5日(土)新潟第5R芝1600m牝馬限定戦に出走予定のアドマイヤシーマ。馬名の由来は「冠名+頂点」。牝、鹿毛、2011年5月1日生。栗東・友道康夫厩舎。父ディープインパクト、母ショアー、母父Acatenango。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は近藤利一氏。2012年セレクトセール1歳市場において4095万円で落札された。半兄には芝中距離路線で3勝を挙げているショウナンバーズ(父Tiger Hill)や、全兄には先日5勝目を挙げOP入りを果たしたエックスマーク(父ディープインパクト)がいる。本馬は全兄に比べコンパクトであるが、牝馬らしい丸みを帯びた馬体をしている。それでいて全体的にしっかりとした厚みがあり、筋肉の質も上々。柔軟性のある動きからキレで勝負するタイプ。距離はマイルから2000mを得意とするだろう。なお、鞍上には福永祐一騎手を予定している。
京都デビューの注目馬は、10月5日(土)第5R芝1600m牝馬限定戦に出走予定のフェイブルネージュ。馬名の由来は「小雪」。牝、鹿毛、2011年2月17日生。栗東・加用正厩舎。父ディープインパクト、母ミセススノー、母父Singspiel。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主は社台レースホース。愛馬会法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額3000万円。近親には独ダービーを勝ったWiener Walzerがいる。本馬は成長過程での馬体の変化が大きく、1歳時と現在とではかなりの変化を遂げたが、それでももう一段階変化しそうな雰囲気を残している。現状では胴が伸びており頸も長めで全体的にすらっとした印象を受けるが、付くべき所に良質な筋肉が付いている。あとはもう少し筋肉量が増えてくればといったところ。蹄のつくりから道悪も苦にしないタイプだろう。なお、鞍上には岩田康誠騎手を予定している。
※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。