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NHKマイルC追い切り速報 アイアンルック万全

 一刀両断だ。3歳マイル王を決する「第14回NHKマイルC」(GI、東京芝1600メートル、10日)。昨年はディープスカイがここを制してダービーも連覇するなどレベルが年々上がっているが、今年はアイアンルックがその資格を十分に備えている。キャリアわずか3戦目の毎日杯で見せた強烈な決め手。直線がさらに長くなる東京なら、最大の武器がさらにすごみを増しそうだ。デキは絶好。リーチザクラウンが皐月賞でコケた橋口厩舎だが、ダービーへ向けた二の矢がどういう走りをするか、注目だ。

 昨年の3歳王者ディープスカイは毎日杯からNHKマイルC、そしてダービーまで一気に突き抜けた。今年はそれと同じ道のりをアイアンルックが突っ走ろうとしている。
 デビュー戦から衝撃的だった。小回りの小倉に加え、距離不足の1200メートル。逃げ・先行馬が圧倒的に有利な舞台設定で、中団からあっさり抜け出し、2着馬を1秒1も置き去りにした。これではっきりGIを意識した陣営は、キャリアわずか2戦目でGIIIのアーリントンCに挑戦。出遅れが響き4着に敗れはしたが、その経験を前走の毎日杯できっちり生かした。

 まずまずのスタートから9番手につけると、直線は豪快な伸び。上がり3F33秒6の豪脚で初タイトルを手に入れた。先週の青葉賞を快勝したアプレザンレーヴを問題にしなかったのだから、中身は非常に濃い。
 「新馬勝ちしたときから並の馬ではないと思っていたけど、その通りだった。次が楽しみになる内容だったね」と橋口調教師は振り返った。
 その後は皐月賞をスキップして、より決め脚の生きる東京に照準を合わせた。乗り込みは順調だ。4月29日に栗東坂路で行われた1週前追い切りも圧巻だった。800メートル52秒8からラスト2Fが24秒8→12秒3と目を見張る鋭さを発揮した。
 戸高厩務員は「調子の変動の少ないタイプで、状態は高いレベルで安定している。環境の変化にも強いから輸送もまったく心配していない」と胸を張った。
 橋口調教師のトーンも上がる一方だ。「普通に力を出せば、結果はついてくる」。今年こそダービーをと期待したリーチザクラウンが皐月賞でずっこけたが、そこは名門厩舎。ちゃんと二の矢を用意していた。GIの勲章を胸に、ダービーの夢舞台へ乗り込む腹積もりだ。

 【最終追いVTR】小牧騎手を背に坂路へ。4歳500万のインダストリアルを1馬身後方から追走する形でスタートした。降雨の中での追い切りとなったが、フットワークは軽快そのもので、800メートル52秒9→39秒3→13秒0(強め)をマークした。追ってからの反応も上々で、最後はこの馬らしい切れ味で3馬身先着を果たした。仕上がりは申し分ない。 

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