−−先週はクーヴェルチュールでキーンランドC優勝、おめでとうございます。早速ですが、タケショウオージの休養理由をお願いします。
国枝師「当初はマリーゴールド賞を予定していたが、歩様に乱れがあったので大事を取って放牧に出し、目標をここに絞って調整してきた」
−−追い切りの感想は。
国枝師「時計的(美浦Wコース=5F63秒5)には十分すぎるほど動いているし、後藤(騎手)からも『いい動きだった』と報告を受けた。後藤はデビュー前からケイコに乗っていて、手の内に入っているから(乗りかわりは)何の心配もない」
−−デビューしたのは福島ですが、他場の馬の印象を聞かせてください。
国枝師「新潟デビュー組はコース実績がアドバンテージになると思う」
−−この馬の課題は。
国枝師「折り合いに尽きる。デビュー戦はわけが分からず走ってきたが、1度使って競馬というものが分かってくるから、テンションが上がりすぎると引っ掛かる心配がある」
−−広い新潟コースはプラスになるのでは?
国枝師「一概にそうはいえない。小回りコースの方がペースが速くなるし、持ち味(差し脚)を生かせる。前がやりあってくれればいいが、競馬は“だましあい”(笑)だから、なかなか理想通りの展開にはならない」
−−最後に意気込みをお願いします。
国枝師「潜在能力はピンクカメオ(NHKマイルC)や、クーヴェルチュールとそん色ないのであとは、折り合いひとつ。終いの生きる展開になれば、好勝負になる」