非常に強いとされる台風21号が近づいていることで、この日は台風情報を中心に放送。三田アナは台風が近づく大阪・道頓堀からリポートをしていたが、途中で強風にさらされ、なかなかリポートができない事態に。スタジオにいた安藤優子キャスターもその事態を察し、「何かにつかまって下さい」と促した。
その後、映像はスタジオに切り替わり、結局5分後に別の場所から三田アナはリポートを再開。三田アナは「安全なアーケードに移動しました」と報告し、御堂筋でもリポートをする予定だったが、「危険なのでやめました」とお知らせした。
これを受け、ネット上では「見ていてかわいそうだった」「気の毒」など三田アナへの同情が集まることに。それと同時に、無理をさせたようにも思えるフジテレビの対応には「もし三田アナウンサーに何かあったら、責任取れるんですか?」「華奢な女性にやらせる仕事ではない」など、批判的な声が集まっていた。
「台風の中継などは、基本的には地方局に任せるのが普通です。経費も浮きますし、なにより現地の普段の様子を分かっているので、現場の状況をより伝えやすい。しかし、今回はわざわざ三田アナを大阪まで送り、台風にさらされている映像を撮った。人気アナウンサーのハプニング映像を狙っていたのではないのかと勘ぐってしまいます」(芸能記者)
また最近では、現場からアナウンサーが中継すること自体、疑問に思っている人も多い。
「ひと昔前は、現場からアナウンサーが伝えることで臨場感がありましたが、今ではSNSなどで現地の様子が分かるため、そこまで必要とされていない。先日放送された『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)でも、有吉さんが台風など危険な場所にアナウンサーを行かせることに疑問を投げかけていましたが、視聴者からは『ずっと思っていた』という声が多く挙がっていました」(前出・同)
制作側が思うほど、視聴者は台風の中のリポートを望んでいないようだ。