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ソフトバンクがトップ スマートフォンLTE通信速度実測調査

 株式会社ICT総研 (東京都千代田区)は6日、全国200地点でのスマートフォンLTE通信速度実測調査の結果をまとめた。今回の調査では、個人ユーザーが日常的にスマートフォンを利用する地点の電波状況の実態を把握することを目的としている。住宅街や商業施設、公園、文化施設など、各エリアで代表的な地点から25カ所ずつランダムにピックアップし、札幌から福岡まで全国で200カ所の調査地点で実測した。

 実測の結果、全国200地点での平均通信速度が最も速かったのは、ソフトバンクモバイルであった。下り平均速度は10.79Mbps、上りは5.40Mbpsと、いずれも次点のauを1Mbps前後上回っている。下り平均速度は、名古屋、関西、仙台、福岡の各エリアで2位以下を大きく離してトップ。首都圏や広島でも僅差ながらトップであった。上り平均速度は、札幌以外の7エリアでトップとなった。

 また、LTE受信地点数で見ても、全国200地点中180地点で受信(90%)と、LTEエリアの広さを見せた。どのエリアで見ても、極端に通信速度の遅いエリアがなく、非常に安定。以前は、局地的には通信速度の速い地点があるものの、つながりにくい地点も多いという印象があったが、わずか1か月前の9月21日に「4G LTE」のサービスが開始されて以降、急ピッチでLTEネットワークが拡大していることが実感できた。

 また、今回調査対象地点とした全国200地点の中で、LTEを受信できた地点数は、ソフトバンク180、NTTドコモ129、au 126。大学や住宅街など、市街地から大きく離れた場所も調査地点に含まれ、全国で幅広く実測したにもかかわらず、各社ともに60%以上がLTEでカバーされていることがわかる。特にソフトバンクはLTEカバー地点率が90%と、他2社に比べ群を抜いて高いことが明らかになった。

 今回の調査期間は、10月22日から31日まで。調査手法は、次のとおり。ランダムに抽出した200カ所の調査地点(施設・街区)の入口付近にて、通信速度測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を利用して通信速度を計測した。1つの測定地点において、下り通信速度、上り通信速度を各3回ずつ計測。200カ所の測定地点において、1端末あたり合計600回の測定を実施した。

全国200地点 スマートフォンLTE通信速度実測調査(ICT総研)
http://www.ictr.co.jp/topics_20121106.html

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