シリーズ3作でこれまで主役、ジェイソン・ボーンを演じてきたマットは、第4作目となる『ボーン・レガシー』に出演しないことを監督のトニー・ギルロイが認めた。
「今作はオリジナルの脚本です。この映画は、続編でも配役変更でもプロローグでもありません。誰かがマット・デイモンの代役をすることはありません。全く新しいヒーローと全く新しいチャプターになります。全くの別物です」
この作品についてギルロイは、ジェイソン・ボーンは死亡していることもなく、将来マットがこのシリーズにいつでも戻ってこられるようにすると、映画ブログのハリウッド・エルスウェアに語った。
「この作品の最も簡単な解釈法は、これまでの物語の発展や逸話の発見と考えることです。ジェイソン・ボーンは今作に登場しませんが、彼は今でも生存しています。これまでの3作での出来事が、今作で起こる事の引き金となっています」「現在、私は物語に登場する伝説や環境、更なる陰謀について話を作り上げているところです。我々が作り上げている世界は、いままでの作品を強化し、前進させるもので、ジェイソン・ボーンを今後この作品に復帰させるものになります」
しかし実際には、前作までの監督のポール・グリーングラスがユニバーサル映画と創造性の相違から4作目から降りたことで、マットがポールなしでは次回作には出ないと言ったのが真相らしい。
「僕とポールは、『ボーン』というキャラクターをこよなく愛しています。またそれを正しく扱いたいと思います」「ですから私たちは注意して見守っています」とマットは語っている。
『ボーン・レガシー』は2012年7月に公開予定。