「さんまが宮迫復帰に対してサジを投げた背景には、思ったよりも宮迫バッシングがいまだ根強かったことが挙げられています。同様に復帰の道のりが遠いのは、同じく闇営業に関わったロンドンブーツ1号2号・田村亮も同じ。このままでは復帰どころか、引退も現実味を帯びてきました」(芸能ライター)
活動自粛をしているタレントはまだいる。例えば、タピオカドリンク店への恫喝ダイレクトメッセージ騒動で批判を浴びた木下優樹菜、無申告・所得漏れ問題が露呈したチュートリアル徳井義実だ。
「ちなみに、記憶に新しいところでは、ゲスの極み乙女。ボーカル・川谷絵音との不倫が発覚したベッキーは、復帰までに半年かかりましたし、同じく不倫の矢口真里も1年半かかりました」(同)
では過去、不祥事を起こしたタレントの復帰時期は?
「1986年、ビートたけしが、軍団を引き連れて『フライデー』編集部に襲撃。これは当時交際していた女性に、記者がケガをさせたことがきっかけでしたが、いずれにしても、たけしは住居侵入や器物損壊、暴行容疑で現行犯逮捕。その後釈放されましたが、この時は半年間の謹慎で済んでいます。また最近では2013年10月、元サッカー日本代表の前園真聖が、酒に酔ってタクシー運転手に暴行を加えた容疑で逮捕されましたが、翌年6月の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で復帰しています」(同)
その時代から比べると、活動自粛を余儀なくされるタレントが増え、さらには長期化している印象があるが……。
「今までは、マスコミがある程度取材規制をしたり、かん口令を敷いてコントロールしていました。もちろん苦情の声は以前もありましたが、それは電話や手紙という、手間がかかる方法でした。ところが今や、誰もが瞬時に思ったことをつぶやけるSNSが発達し、それが『世論』となってダイレクトにテレビ界を直撃しています。つまり一度でもバッシングに遭うと一発アウト。今後ますます芸能人は襟を正さなくてはならないでしょう」(同)
ネットユーザーの「芸能界監視システム」はまだまだ強まりそうだ。