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“嘘つき”イメージがついた? 小室哲哉、今一度思い出したい華やかな功績と意外な信念

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小室哲哉

 今月5日に発売された『週刊文春』(7月12日号)で、小室哲哉への“追撃砲”が出て物議を呼んでいる。

 その第1弾は、今年1月に同誌が小室と看護師との不倫疑惑を報じたものだ。すぐさま小室は記者会見を開き、不倫疑惑を全否定した。その中で小室は、妻・KEIKOの深刻な病状、その介護に疲弊していること、またアーティストとして限界を感じていることについて触れ、自発的な音楽活動から引退すると表明。一人の音楽家を追い詰めた、報道のあり方について批判が集中していた。

 同誌は会見後の小室を追い続け、不倫疑惑のあった看護師が今も彼のマンションを出入りしていること、妻・KEIKOが健常者と変わらぬ生活を送っているところを捉えた。そのため、今度は小室が“会見でウソを語った”として、バッシングに遭う状況となっている。

 小室といえば、数々の浮き名を流したミュージシャンであり、音楽プロデューサーだ。1988年、元アイドルの大谷香奈子さんと結婚するも4年で離婚。その後の “小室ブーム”では、16歳年下の華原朋美との交際が発覚。しかし、小室は別の女性歌手・ASAMI(吉田麻美)と結婚。その翌年にはASAMIと離婚し、現在の妻・KEIKOと再々婚している。

ちょうどこの頃、香港での不動産投資や海外での音楽配信ビジネスで失敗。みるみるうちに資産は減少、2008年には自らの著作権をめぐって詐欺容疑で逮捕された。

 「実家が大分県の老舗料亭ということで、KEIKOさんは金銭的にも小室さんの支えになっていたようです。例え負債を抱えても小室さんが愛される理由は、“甘えん坊さん”とささやかれるほど子供っぽい性格で、母性本能をくすぐるからだと言われています。うまい投資話に騙されてしまったのも、この稚拙な考え方につけ込まれたことが原因だと見られています」(芸能ライター)

 プライベートでは幼稚さ故にトラブルが起きていると言われている小室。その一方で、日本の音楽史における偉大な音楽家であることもまた、周知の事実だろう。小室の芸能界引退を受け、オリコンが今年1月に「作詞」「作曲」「編曲」の歴代シングル総売上ランキングを発表。そのすべてに小室はTOP5入り。これは、どの作家やプロデューサーも成しえていない偉業である。全盛期が約5年という短さを考えると、その仕事量は尋常でないことがわかる。

 デビュー当時から小室は“売れるための戦略”にこだわってきた。2017年4月に放送された『ザ・インタビュー〜トップランナーの症状〜』(BS朝日)の中で小室は、同番組のインタビュアー役で落語家・春風亭小朝に、TM NETWORK(以下、TMN)結成について、「3人組のユニットはいつの時代にも需要がある」と目論み、見事的中させたことを明かしている。

 また、同番組では“ダンス”と“カラオケ”というマーケットにチャンスを感じたことから、安室奈美恵やTRFといったアーティストを手掛け、自身プロデュースの“小室ファミリー”につながっていることを告白。こちらも、当時の週間・年間オリコンランキングを席巻する快進撃を見せた。小室の奔放とも言える人間性を考えると、真逆とも思えるエピソードだ。とはいえ、こうしたプロデューサーとしての計算高さだけが、記録的なCDセールスへとつながったのだろうか。

 「もともと小室さんは“裏方気質”の人間だと言われています。TMN結成前、小室さん以外のメンバー2人は“SPEEDWAY”というバンドで、すでにデビューしています。翌年、小室さんも同バンドに途中から加入していますが、自身のバンドは音楽性が高いにもかかわらず、くすぶっていたようです。その後、小室さんはTMNのコンセプトを2人に提案して成功した。これで脚光を浴びた体験が、小室さんの光と影を作り出してしまったのかもしれません。“小室ブーム”全盛の約5年間は、華やかな舞台の裏で異常な量のプロデュース業を手掛けています。周囲からの要望に期待以上のもので応えることが、自身の“存在意義”と言わんばかりの働きぶりです。自分一人だけでは“脚光を浴びないかもしれない”という自信のなさが、どこかにあるからこその努力だと考えられます」(前出・同ライター)

 コンプレックスを克服しようとしたからこそ、小室は驚異的な売上記録を残したのかもしれない。音楽プロデューサー・小室の偉大な功績の裏には、先見の明や才能だけではなく、異常な仕事量をこなす“努力”があった。今年1月に行われた小室の会見がウソだったかは定かではないが、妻・KEIKOとの関係修復を願うのと同時に、自発的に創作した作品の発表再開にも期待したいものだ。

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