search
とじる
トップ > 社会 > 長崎県警の巡査が衝突事故起こしながら立ち去り懲戒処分

長崎県警の巡査が衝突事故起こしながら立ち去り懲戒処分

 今年7月に、長崎県警の20代の男性巡査が駐車場で事故を起こし、女性2人にケガを負わせながら立ち去ったとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で、9月11日付で長崎区検に書類送検されていたことが分かった。同日、巡査は戒告の懲戒処分を受けたが、県警では公表していなかった。

 公表しなかった理由について、県警は「被害者からの診断書が事故の数日後に出たことや、軽微な事故であったため、逮捕には至らず書類送検とし、発表するケースでもないと判断した」としている。

 書類送検容疑は、7月31日午後2時頃、長崎市内の立体駐車場で自家用車をバックさせた際、後ろに停車していた乗用車に衝突し、乗っていた40代と20代の女性2人の首に全治1週間のケガを負わせた疑い。

 巡査はそのまま別の階に移動し、さらに駐車中の別の軽自動車にも接触したが、放置して立ち去った。その後、近くの商業施設で食事をしていたところ、通報を受けて駆け付けた警察官に見つかった。同日、巡査は非番だった。

 調べに対し、巡査は「大したことはないと思った。事故がばれたら上司に叱られると思った」と話しているという。

 県警監察課の神田安一次席調査官は「若手に対して指導、教養を徹底して再発防止と信頼回復に努める」としている。

 警察官が人の車にぶつけておいて、「大したことはないと思った」と言っているようではおしまいだ。戒告の懲戒処分も随分軽いようにも思えるが…。
(蔵元英二)

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ