ザブングル復帰後のメディア初仕事は、太田光とも親交のある放送作家の高田文夫によるラジオ『ビバリー昼ズ』(ニッポン放送)の9月2日放送であり、続いて、9月15日放送の爆笑問題の番組である『日曜サンデー』(TBSラジオ系)内のライブ企画「サンデー寄席」に登場した。かなりハードな並びと言えるだろう。
実際、太田はザブングルに対し、「うわ、反社だ。俺と一緒に映るなよ」と最初から飛ばすも、ザブングルのツッコミ担当の松尾陽介は言葉少なげに、「ちょっと待って下さいよ」と小さな声で話すだけだった。それでも太田は逃さず、「老人ホーム行って、そこから年寄りから金取っていたじゃない」とたたみかけ、松尾は「取ってないですから」と、律儀に答えていった。
これに対し、太田は「(松尾は)本当純粋なやつだから」と話し、田中裕二も「真面目だから」と人柄を称えた。太田は「あいつらは犯罪おかしたわけじゃないから堂々としていればいい。(極論を言えば)芸人なんて何やったっていいんだから」とエールを送り、「これ以上イジメちゃ悪いなと思ったね」と話して、田中から「だからお前じゃねえかよ。かわいそうだと思うなら言うなよ」とツッコまれていた。
太田は、老人ホームへボランティアに行っていたザブングルに対し、同じく老人ホーム関係の仕事をしている「あるある探検隊」のネタで有名なレギュラーの名前を出し、「レギュラーの仕事取るなよ」ともイジった。太田はこのネタは「一生言い続ける」とも宣言しているが、これにはネット上で「太田なりの愛情表現なんだろうな」「黙殺されるより、イジられる方が芸人としてはオイしいのかな」といった声が聞かれた。ひとまずザブングルは、再び芸人の世界に温かく迎え入れられたようだ。