『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』はアニメとミュージカルをクロスオーバーさせて展開する新感覚エンターテインメントプロジェクト。2017年9月にミュージカル化され、昨年コミック化を経て、今年7月からTBS、BS-TBSなどでテレビアニメ化。ミュージカルの出演者がそのまま声優を務めており、今回はアニメからバトンを受け取る形で、2回目のミュージカル「#2」の上演となった。
愛城華恋役の小山は「#1から約1年が経って、#2の幕がいよいよ上がるということで、前作よりもパワーアップしたところを皆さんにお見せできるように、精一杯みんなで力を合わせて頑張っていきたい」と意気込みを語ると、神楽ひかり役の三森は「今回はアニメ放送後の舞台ということで、皆さんの期待も高まっていると思うので、期待に応えられるように頑張りたい」とにこやかに挨拶。また、アニメから舞台へ繋いでいくことについては「アニメ放送を見てくださって、そこで初めてスタァライトを知ってくださった方がたくさんいらっしゃると思うんですけれども、今回の#2はアニメのその後のお話ということもあって、よりアニメを見てくださってるファンの皆さんが納得して楽しんでいただけるような内容になっているんじゃないかなと思います。#2を見てまたファンのみなさんが『やっぱりスタァライトいいよね』と思ってもらえるような、そんなアニメから舞台へ、そしてまた舞台からアニメへと素敵な橋渡しができたらなと思っています」と、再びアニメにバトンを渡したい意欲を示した。
会見の最後には、かつて女子プロレスラー播磨佑紀でもあった西條クロディーヌ役の相羽あいなと闘った、同期の女優で女子プロレスラーの万喜なつみ(Beginning/アクトレスガールズ)がサプライズで登場。万喜は相羽に花束を渡すと「会見を横からこそっと見させていただいていたんですけど、自分が知ってるあいあいはなんか物足りないなと思ったんです!気合を表すためにも一発いただけませんか」と胸を叩きながら挑発すると、相羽が現役時代を彷彿とさせる強烈なエルボーを叩き込み、万喜を吹っ飛ばした。これにはマスコミや関係者からどよめきが…。万喜は赤くなった胸を見ながら「伝わりました!すごい伝わりました!自分も舞台見させていただくので楽しみにしてます!」と相羽にエールを送り、出演者とともに記念撮影に収まった。
今回のミュージカルは前作同様、原作を知らなくても十分に楽しめる内容で、キャストは全員女性が務め、ミュージカルの中に激しい殺陣やアクロバティックな動きを取り入れており、見応えのある作品に仕上がっている。今月下旬から配信されるスマートフォンアプリ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』の事前登録者数が99万人を突破。100万人突破は確実な情勢だ。
この舞台は21日まで天王洲の銀河劇場にて上演中。千秋楽の21日には全国23か所の映画館にてライブ・ビューイングが実施されることが決定している。
取材・文・写真 / どら増田