酒井は09年8月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6か月執行猶予3年の判決を受けたが、当時から酒井をバックアップし続けていたのが故人となった建設会社会長。酒井の継母の40年来の知人で、酒井にとっては10代の頃から世話になっていた「育ての親」のような存在だった。
その会長が6年前に肝臓がんで死去。その後、長男が会社を継いで社長に就任したが、その長男が金銭トラブルで酒井を提訴。原告はその会社で被告は酒井になっていることが報じられていた。
第1回弁論は、先月20日、東京地裁で行われた。裁判の記録は酒井が「世間に知られたくない」として、非公開にされているのだとか。
しかし、同誌では閲覧解禁となった裁判資料から、具体的な金銭トラブルの内容を報じている。
それによると、10年4月から酒井は同社が所有するビルの2フロアを自宅スペースとして利用していたが、訴訟は大家にあたる同社が、酒井に退去を求めたもの。
同社は「(酒井にスペースを)貸したことは一度もない」とし、建物の明け渡しを請求。
一方、酒井側は、故人である会長の署名が入った「賃料を月10万円」とする旨を記した賃貸借契約書を証拠として提出。双方の主張は真っ向から対立しているというのだ。
「記事によると、酒井側はこれまで故人に1億円以上を貸し付けているのだとか。そちらの件で酒井側も今後、提訴することになりそうで、裁判で解決するまでにはかなり長い時間がかかることになりそうだ」(芸能記者)
ようやく活動が軌道に乗ってきた酒井だが、やっかいな裁判に時間を費やすことになりそうだ。