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スプリングS 美浦黄門・橋本記者がイグゼキュティヴ陣営を直撃

 今週の中山メーンは、皐月賞TR(3着までに優先出走権)「第58回スプリングS」(JpnII、芝1800メートル、22日)。見どころのひとつは、地方から鳴り物入りで転厩してきたイグゼキュティヴが、名刺代わりにどんなパフォーマンスを披露するか。管理する斎藤誠調教師を美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が直撃インタビューした。

 −−先週はツーデイズノーチスが、桜花賞TRのアネモネSで優勝。おめでとうございます。
 斎藤誠調教師「ありがとうございます。ボクは中京競馬場でテレビ観戦してましたが、直線を向いた時は次(桜花賞)のことが頭に浮かんでましたね(笑)」

 −−イグゼキュティヴも、ツーデイズノーチスの勢いにあやかりたいですね。まず、追い切りの感想をお願いします。
 斎藤誠師「ケイコは動かないので、時計(6F82秒0)はあんなものでしょう。体は増えているが、太め感はないですし、休み明けを感じさせない仕上がり状態です」

 −−転厩初戦になりますが、この馬の長所はどこですか?
 斎藤誠師「去年の夏の札幌でレースを見た時、速い脚はないけど、スピードの持続力があり、自分で競馬をつくれるという印象を受けました。管理馬のサンツェッペリン(2007年皐月賞2着)と似たタイプですね」

 −−初めての中山コースについては?
 斎藤誠師「輸送に弱いタイプのようなので、美浦から距離のない中山はプラスになるとみています。前走(ラジオNIKEEI杯2歳S5着)も北海道からの遠征で、競馬の前にエネルギーを消耗してしまったのが大きな敗因と思います」

 −−最後に勝算と意気込みをお願いします。
 斎藤誠師「荒れて力のいる今の馬場はこの馬に味方してくれそうだし、自分の競馬ができればチャンスはあるでしょう。陰で転厩して成績が落ちたといわれないように、緊張感を持って仕上げてきたし、結果を出したいです」

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