記事によると、ドラマの原作は漫画誌「BE・LOVE」(講談社)で不定期連載中の杜野亜希さんによる同名ミステリー漫画。松下演じる大学の医学部で法医学を専門とする准教授の桐山ユキが遺体に語りかけるという手法で事件の真相に迫る。桐山は優秀な法医学者だが、変わり者で女王様キャラ。髪はボサボサで化粧っけがなく、丼飯をほお張るシーンもあるなど、ぶっきらぼうで男勝りな一面を持つというだけに、松下にとっては新境地開拓となりそうだ。
「松下といえば現役音大生ながら女優デビューし、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の献身的な妻役で大ブレークするなど、正当派女優路線を歩んできた。プライベートでもこれまで男性スキャンダルがなく、そのためCMも現在出演中の『JAバンク』などお堅い企業からのオファーが多い」(広告代理店関係者)
「ゲゲゲの女房」でのブレーク以来、民放ドラマの主演オファーが続々と舞い込んでいるが、11年は初の民放連ドラ主演作で刑事役を演じた「CONTROL〜犯罪心理捜査〜」(フジテレビ系)は平均視聴率が13.4%とまずまずだったものの、同年の「胡桃の部屋」(NHK)は8.7%、12年の「早海さんと呼ばれる日」(フジ)は10.5%、そして、いずれも大々的なPRが行われたにもかかわらず、今年7月クールの「鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-」(同)は9.8%、今月4日に放送されたスペシャルドラマ「二十四の瞳」は8.0%と視聴率がことごとく低迷している。
「民放各局の中でも特にフジは松下を重宝してきたが、今回、大胆なキャラチェンジをさせたドラマでどの程度数字が取れるかをみて今後の起用を決めることになりそう」(テレビ関係者)
松下にとって今回のドラマが正念場となりそうだ。